飛行機を1機丸ごと病院にした機体があるって本当?

飛行機にお医者さんが乗っている確率は高いもの。お医者さんが参加する学会は世界中で常に開かれているため、飛行機を利用する機会も多いからだそう。

ですから、機内で急病人が発生した際、「このなかに、どなたかお医者様はいませんか!?」という呼びかけに医師が名乗り出るという、まるでTVドラマか映画のなかのような出来事も、現実でも思った以上に起きています。

また、世界初のスチユワーデス採用には看護師の資格が必須で、採用された8名の「白衣の天使たち」は、まさに白衣で機内のサービスを行なっていました。さらに近年は機内での医療体制もどんどん充実しており、心臓疾患向けの医療機器を装備したジャンボも増えています。

しかし、こうした医療体制について、どう頑張っても越えることができないと思われる究極の設備を持つ飛行機があります。その名を「ザ・フライング・ホスピタル」といい、その名の通り、「空飛ぶ病院」。医師だけではなく、病院そのものを現場に持っていこうと実行しているのが、アメリカのバージニア州に本拠を置く宗教団体、「オペレーション・ブレッシング・イン夕ーナショナル」。

この飛行機は約2000万ドルという大金をかけた改造によって、機内に12床のべッドや最新の医療機器などが設置され、さらに手術室やナースステーションまでも完備しています。なかでも圧巻なのは、機内のスぺースの1/4ほどを占める、機体後方部分にある手術台3台を擁する手術室。

こうした設備により、内科、外科、整形外科、歯科、産科、泌尿器科ほか、対応できる科目は、総合病院並となっています。つまり「機内を丸ごと病院にしてしまった」世界にたった1機の貴重な飛行機というわけなのです。

この「空飛ぶ病院」はロッキード1011を改造したもので、1996年の完成以降、アジアや中南米などの医療過疎・内戦に苦しむ国々から、地震・洪水・台風などで緊急に甚大な被害を受けた地域にまで、世界各国を飛びまわっているのです。

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