発電機にトラブルが発生!そんなときは・・・

電気は、飛行機が正常に動くためにかかせない存在です。フライバイワイヤの飛行機の場合、サイドスティックや操縦桿の動きは電機信号に変換して各舵面に伝えられ、それらをコントロールしています。

また、運航管理システムなどのコンピュータを作動させているのも、勿論電気です。万が一、電気の供給が一瞬でも途切れてしまうと、それらのシステムは正常に作動しなくなる恐れもあり、ハイテク機になればなるほど電気供給装置の重要性は高まっています。

飛行機の発電にはエンジンの回転を利用しているため、エンジンが故障してしまうと、発電機も使用できなくなってしまいます。そのような場合を想定して、双発機が長距離洋上飛行をする際には、3系統以上の電気系統を装備していることが義務づけられています。

エンジンが故障してしまった場合にも、もうひとつのエンジン駆動発電機と、さらにもうひとつ系統があることで、リスクが抑えられるのです。

そんな場合に活躍するのがAPU(補助動力装置)です。本来、APUは地上においてエンジンが作動していない場合などに、電力や圧縮空気を供給する補助的な動力装置ですが、双発機のAPUは、エンジン故障時に主役の動力装置として働きます。

エアバス機もボーイング機も、各エンジン駆動の発動機と、空中でも使用できるAPUとをあわせて3系統を持っています。さらに、緊急用として、エアバスA330には油圧装置駆動の発電機が、ボーイングB777にはRAT(ラムエアタービン)駆動発電機が装備されています。

ちなみに、発電機そのものが故障してしまった場合には、電気・電子機器類から切り離すことのできるブレーカーがあります。また、エンジンに悪影響を与えないようにするための、発電機をエンジンから切り離す装置も取り付けられています。

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