現在の飛行機に求められているのは燃費とエコ

狭い日本と違ってアメリカはさすがにスケールが大きく、『車と飛行機だとどちらがより少ないエネルギーで移動できるか』などということが研究されたりしています。とりあえずの結果としては、800km以内の移動であれば、車のほうが使うエネルギーは少なくなるのだとか。ちなみに800kmというと都心から広島県ぐらいまでのようです。

これを日本に置き換えると、新幹線と飛行機どちらを使うかという話になると思います。例えばJALのウルトラ先得最安値で羽田-広島は1万2千円ほど。対して新幹線だと1万8040円で圧倒的に飛行機が安くなりますが、どちらが使うエネルギーを少ないかまでは不明です。

現在、旅客機開発の主なテーマとなっているのは燃費とエコです。燃費がよくなればエコにもつながるということでは、ある部分重なっているテーマです。重ならない部分としては、いかに騒音を抑えるかというものがあります。

先般、東レがボーイングから大量のカーボン素材の発注を受けたというニュースがありました。ボーイングでは、B787にも東レのカーボン繊維「プリプレグ」を使用しており、現在開発中のB777Xの主翼にもカーボン繊維を使うことになったために新規の発注となったようです。

カーボン繊維を多用した機体は、強度が上がるとともに軽くなります。そのため、仮に従来と同じエンジンを使っても燃費はよくなると言えますが、B787には新規開発された低燃費エンジンが搭載されているので、更にエネルギー効率はよくなっています。

また、ボーイングはバイオ燃料での飛行実験も行っており、将来的には化石燃料の割合を減らし、排気ガスの削減をする計画も立てています。これからの旅客機に求められているのは、スピードや収容量ではなく、どれだけ環境に配慮しているかということかもしれません。

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