機内で快適に寝るためのいろいろ(慣れたら関係ないかも・・・)

私が初めて飛行機に乗ったのは高校生の時。初めて乗る飛行機には緊張して、離陸時に受けるGには驚いたものです。しかし、その後飛行機に乗る機会も増え、一時期は年に何度も乗っていたために、今ではそんなドキドキした気持ちもすっかり消え失せ、離陸前から寝に入る始末です。

実際、現在のように座席モニターもなく、携帯ゲームやコンパクトなデジタルガジェットが発達する以前は、機内では本を読むか寝るかしかやることがありませんでした。ゆえに、飛行機移動に慣れると、飛行機での睡眠にも慣れてしまうのです。

飛行機内での暇つぶし方法が増えた現在でも、飛行機では寝ることにしているという人も多いでしょう。どうせだったらフライト中はしっかり寝たいものですね。そのためには座席選びも大切になってきます。

ジェット旅客機は翼に2基もしくは4基のエンジンがついています。となると、翼の後ろはエンジンの騒音が響いてくるということになります。また、飛行中の翼というのはわりとしなって揺れるものなので、翼の真横の席だとその振動が伝わってくることがあります。つまり、寝るためにいい環境の席は翼より前ということになるでしょう。

2階建て飛行機は別として、ビジネスクラスやファーストクラスが機体の前のほうに配置されているのも、前のほうが機内環境がいいからです。まあ、墜落した場合は機首から潰れるので前のほうが死亡確率は高くなるのですが・・・

水平飛行中はなにかと人の出入りが多いトイレ付近や、ギャレー(CAが飲み物などを準備するスペース)付近も避けるのがお勧め。通路側だと人が立つたびに起こされるはめになるので、窓側がいいでしょう。ワイドボディ機(通路が2本あるタイプ)の場合、機体中央並びの席は団体客があてがわれることが多く、騒がしいことがあります。

国際線では原則機内食が供されることになっています。機内食配布時には、寝ているとスルーされたこともあれば、寝ていても起こされたこともあります。私は寝ていても起きて食べることにはしていますが、一度だけあまりにも眠すぎたので断ったことがあります。

ただ、胃の中に何かを仕込んで密輸する犯罪者は機内食を断るということから、何も悪いことをしていなくても機内食を断ると関税に報告が行くことがあるとか。やましいことがなければ、関税でチェックされても問題ないので、本当に機内食すら食べずに寝たいときや、体調が悪いときは断ってしまってもいいと思います。

こうした対策の他に、耳栓やアイマスク、空気でふくらませる首に装着するタイプの枕など、快適に機内で寝られる自分なりの道具を持っていくのもいいでしょう。

一つだけ注意してほしいのは、トイレに立ちたくないという理由で水分補給を怠ってはいけないということです。いわゆるエコノミークラス症候群は、血流の悪化によりできた血の塊=血栓が、肺などの血管を塞いでしまうという病気であり、血流を悪化させないためには十分な量の水分を補給する必要があるからです。

ちなみに私はトイレが近いので、トイレ近くの通路側の席を選ぶようにしていますが、特に問題なく眠れているので、上記の様々な条件も慣れ次第では気にしなくてもいいことかもしれません。

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