火を使わないけど火事になる!?電子タバコを飛行機預け入れ荷物に入れるのが禁止に

数年前から禁煙したいという人に人気なのが「電子タバコ」なる道具です。普通のタバコに似た外観で、先端はLEDで燃えているように光り、吸口を吸うと本体に仕込まれた液体が水蒸気となって煙っぽくなり、タバコを吸っている気分になれるそうです。

国際民間航空機関は、このたびこの電子タバコを、飛行機の預け入れ荷物に入れるのを禁止しました。キャビンに持ち込み禁止ならわかりますが、預け入れ荷物に入れるのが禁止というのはどういうことかというと、実はこの電子タバコが原因となる火災が数件起きているからなのです。

国際民間航空機関というのは、民間航空のルール作りや、パスポートの国際的な仕様の策定などをしている団体。

電子タバコは火を使わないタバコ(風のもの)で、火事の心配がないという点も人気だったはず。ところが、この電子タバコ、人気が高いために粗悪品やニセモノも多く作られ、そのような粗悪な商品の中には、内部で勝手に通電してその熱により周囲の服などが燃えてしまうこともあるのだとか。

日本では電子タバコによる火事被害のニュースを耳にすることは今のところありませんが、アメリカやイギリスでは爆発事故なども起こっているそうです。

ということで、今回電子タバコを預け入れ荷物に入れてはいけないということになったわけですが、逆に、万が一の火災発生にも即応できるように、キャビンに持ち込むように求められるようです。

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