台風が直撃したら、フライトにはどんな影響がある?

台風は強風の他、航空機にとって天敵とも言えるウインドシアを伴うため、大型台風の直撃ともなると離着陸はおろか、荷物の搬入等にも影響を及ぼし、滑走路を閉鎖せざるを得なくなります。

とはいえ、「台風が接近してきたら必ず欠航する」わけではありません。台風は、多くの場合、時速30~60キロメートル程度のスピードで西から東へ、徐々に威力を減らしながら進んでいきます。つまり、台風が「同地域に留まり猛威を奮い続ける」ことがないため、台風予測次第では、欠航する必要なく運航することができます。

もちろん、空港が暴風域に入っている時間帯に、その空港においてフライトがある場合には欠航する必要があります。ただし、1時間程度で暴風域から抜けるような移動速度の速い台風であれば、運航便の数を減らすだけで済むことがあります。

主に国際線ともなると、できるだけ欠航させないように、フライト時間を遅延させる等の調整で対策をとることが多いようです。

台風による欠航・運航については「気象庁が発表する台風情報」を基に、航空各社独自の気象予報や様々なデータから判断されます。

因みに欠航・運航の判断をする際には、台風の移動速度が最速もしくは最遅の場合と、台風の予想進路が最左もしくは最右の場合から想定することで、空港自体が暴風域に入る時間帯を割り出し、欠航・運航の決定がなされます。

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