LCCの活用はチケット代のコストだけで判断してはいけません!

LCCは格安の移動を可能にしました。そのプライスには驚かされます。

例えば・・・、

関西―札幌 往復500円(ピーチ)、茨城―上海 片道4,000円(春秋航空)、羽田―クアラルンプール 片道5,000円などです。まさに、圧倒されるような価格です。国内の鉄道より安いのですから。

しかし、格安をうたっているLCCですが、私たち利用者がサービスやオプションを含めたトータルの利用をシミュレーションした上で活用しなければ、コストパフォーマンスの点でがっかりしたり、あまりうまみのないことになりかねません。これはどういうことでしょうか?

まず、上記のような「驚愕」の価格はキャンペーン特価とも言えるもので、これらの料金が設定されているのは定員の1割程度の限られた数だけです。そして、大手の航空会社では料金の中に含められていても、LCCの料金には含まれていないサービスが少なくありません。

食事、ドリンクのサービス、毛布、座席の指定などです。LCCの場合、これらは表示されている運賃の上にオプションとして加算されるものです。これらをすべて付帯し、大手の航空会社を使うのと変わらないサービスを受けようとすると、想像していたより高額になってしまう、ということもあるのです。

それに加え、最近では大手の航空会社でも期間限定のキャンペーン価格で、かなり安い割引運賃がありますから、これとオプション付きのLCCの運賃とを比べると、さほど大きな差はないということもあるのです。

ですから、LCCの利用を考えるときには、チケットの安さだけで判断するのではなく、自分の希望をシミュレーションした上で、トータルコストで判断する必要があるでしょう。

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