「フライトプランは信じているけど・・・」という時には

ディスパッチャーが、あれもこれもそれも徹底的に検討して、フライトプランを設計してくれたのは理解した。これならフライト中に雨が降っても、風が吹いても、なにがあっても大丈夫。

でも、ちょっと不安・・・。というときに、おすすめの神社があります。

その名も「飛行神社」。京阪電鉄八幡市駅の近所で、ギリシャ風の白い拝殿が美しい神社です。航空会社のパイロットや関係者はもちろん、航空自衛隊の人も、旅行業者も・・・空に関わる仕事をしている人たちが、たくさん参拝に訪れます。

創建した人物は二宮忠八。1891年(明治24年)に、日本初の動力付き模型飛行機の実験に成功した人です。

その後、人を乗せて飛べる飛行機を開発していたのですが、あのライト兄弟が二宮より先に、飛行機に乗って空を飛んでしまった。報道を知った二宮は「今からやると欧米をマネした飛行機と言われる。それはイヤだ」と思ったそうで、飛行機の開発を辞めてしまいました。

その二宮が航空業界の安全と発展を願って、自宅内に創建したのが飛行神社です。饒速日命(ニギハヤヒノミコト)と磐船神社の御分霊を祭神としています。

饒速日命は、古事記でも日本書紀でも活躍するメジャーな神さまで、飛空の神と伝えられています。好まれるのはやはり「天磐船(あめのいわふね)」のいきさつのようで、磐船神社は天磐船ゆかりの神社です。

日本人の空への関心は非常に高く、神代の時代から現代まで、途切れることなく続いている愛情の歴史です。記紀だけではない、平家物語などにも天空に関する記述は多く、どう読んでも宇宙人という記述もあります。

ディスパッチャーやパイロットたちがフライトプランを検討している頃、航空整備士もフライトに向けてジャンボ機の点検・整備を行っています。フライトに必要な多くの物品も、それぞれを担当する業者によって、機内への搬入が進められています。

次にやることは、フライトプランをチェックし承認して、ディスパッチルームを出ること。ジャンボ機に搭乗して、コックピットに入ります。

ここからは確認に次ぐ確認、くり返し行われる打ち合わせの連続。

根気のいる作業が続きますが、「世界で最も安全な乗り物」という統計上の数字をたたき出したのは、この「人間による確認」の賜物。

航空機事故の大半は操縦ミスなど人間のミス。故障などの機械的原因は10パーセント程度という説があります。航空機事故は訳のわからない不可解な原因からくるものではなく、人間の手と心で防ぐことができるものなのです。

だからパイロットをはじめとして、ジャンボ機に関わる人たちは、再確認の再確認とも思えるような、厳しいチェックを怠りません。航空機事故を防ぐのに最も確実な方法は、「人間がフライト前後のチェックを怠らないこと」だから。

航空機事故に遭う確率は0.00003%以下。8500年間、毎日一回航空機に乗っても事故に遭わない確率と言われています。その確率を生み出しているのは、スタッフたちの慎重な確認と、念入りな打ち合わせによるものなのです。

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