中国の富裕層はプライベートジェットを持つのがステータス?

ハリウッドスターなどがプライベートジェットで来日・・・というニュースをたまに見ることがあります。

プライベートジェットは、航空会社による定期便などの公共運送事業に用いられるものではなく、企業や個人などが利用する航空機でビジネスジェットとも呼ばれています。定員は数人~十数人程度の小型機で、資産家などの個人が保有する他にも、運航会社が保有するものをハイヤーのような形で利用することも可能。

日本人でプライベートジェットを保有している人は10人ほどいると噂されていますが、中国人の資産家についての調査を行っている胡潤研究院は、2015年4月15日に、中国国内の資産総額上位100人のうち28人がプライベートジェットなどの航空機を個人で所有していると発表しました。

その28人が所有している航空機は合計41機で、プライベートで使われる小型機から航空会社が運航させる規模の中型機までとさまざまですが、中でもガルフストリーム559(G550)という日本円で50億円ほどの機種が人気とのことです。

中国第一位の資産家である李河君氏(48歳)は、資産総額1,600億元(約3兆700億円)でG550を2機所有しています。

続いて、第二位の王健林氏(61歳)は資産総額1,550億元(約2兆9,700億円)でG550を1機、第三位の馬雲氏(51歳)は資産総額1,500億元(約2兆8,800億円)で同じくG550を1機、第五位の李彦宏氏(47歳)も資産総額1,100億元(約2兆1,110億円)で同様にG550を1機所有しています。

以下、第九位の厳彬氏(61歳)資産総額590億元(1兆1,300億円)でボンバルディアのグローバル・エクスプレスを1機、第十位の何享健氏(73歳)は資産総額510億元(9,790億円)でボーイング737とG450をそれそれ1機ずつ所有しているとのことです。

また、地域別では北京在住の資産家・実業家では8人が合計9機を、次に多いのは広東省で7人が8機を所有しているとされています。江蘇省は資産総額100位内に入った人が7人しかいなかったにも関わらず、航空機の保有者は4人で全国第3位となっています。

中国メディアの第一財経によれば、2008年に中国大陸で運航されていたプライベートジェットはわずか8機だったが、2014年4月末には137機にまで増加したとのことです。この数字に小型プロペラ機やヘリコプターを合わせると、個人で飛行機を所有している人はさらに増えることになります。

現在中国で問題になっているのが「黒飛(ヘイフェイ)」と呼ばれる無許可で飛行するもので、有人の飛行機等に加えて、最近では航空撮影や農薬散布などのための無人機も増えているといいます。

空港周辺空域に「未確認飛行物体」が侵入したとして、旅客機などの発着に支障を及ぼす事態も時おり発生したり、空軍機がスクランブルをかけたこともあるとのことです。

また、北京市内で無人機の無許可飛行をしたとして、被告3人に「過失及び危険な方法で公共の安全に危害を及ぼした罪」が適用され、中国では初めて懲役1年半が言い渡されています。

富裕層の増加や無人機などが身近になることによって有人や無人の飛行機などを持つ人が増えていますが、使う側のモラルをどのように植え付けていくかが課題となりそうです。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る