世界最速のターボプロップ機(Q400 NextGen)が、タイのノックエアに納入

カナダの輸送機器会社であるボンバルディアは、タイの格安航空会社ノックエアに、初めて「Q400 NextGen」を納入したことを発表しました。発表が行われたのは、機体を製造したカナダ・オンタリオ州トロントのボンバルディア工場においてです。

Q400 NextGenは、ターボプロップを搭載した航空機としては、世界最速の航空機。優れた燃料及び費用効率を持ち、最高速は360ノット・667km/hといわれています。

今回の納入では、機体は短距離運航用に最適化されました。しかも「座席数追加型」による納入なので、最大86座席を設けることが可能であり、この座席数は競合機の中で最大数です。つまり、86座席を設けることができる商用ターボプロップは、この座席数追加型のQ400 NextGenただひとつだけ。もっとも近い競合機と比較しても、これほど多くの座席数を設けられる機体は他にないのです。

大型かつ高速でありながら騒音が少なく、従来のジェット機並みのスピードと、ターボプロップならではの優れた燃料効率を併せ持つ機体です。乗客にとって快適な乗り心地を実現し、航空会社としても運航コストが合理的で非常に有利となるのです。

ノックエアは2013年に、このQ400 NextGenを最大8機まで購入できる契約を、ボンバルディアと結んでいます。その後6機の正式発注が行われ、今回のボンバルディアからの初納入は、正式発注6機のうちの1号機として行われたものです。購入権2機はまだそのままですから、今後、6機に追加してあらたに発注することも可能です。

今回の1号機納入にあたっては、契約両社からさまざまなコメントが発表されました。

ノックエアのCEOは次のように述べています。

「ノックエアが、タイで初めてQ400 NextGenを運行する航空会社となりました。同時に座席数追加型で弊社が初参入となったことを、たいへん光栄に思います」

「ノックエアは常に新たな市場の開拓に努め、乗客の皆様に比類ないフライトを提供することを目指しています。Q400 NextGenの採用によって、さらに多くの乗客に快適で便利な空の旅をお届けし、新路線を拡大してまいります」

ボンバルディア側からもコメントが出ています。

「リージョナル・ジェットの一種であるQ400 NextGenは、短距離航空市場においては従来のジェット機より有利といえるでしょう。座席あたりのコストを最も安くすることにも成功しています。アジアは現在旅客数の増加が続いていますから、ノックエアの成長戦略を大いに力づける材料となることでしょう」

「ノックエアが座席数追加型Q400 NextGenによって、リージョナル・ジェットによる航空サービスの成功例となることを確信しています」

「先進技術の粋であるQ400 NextGenターボプロップと、その性能をさらに強化する座席数追加により、ノックエアの航空会社としての競争力は向上することでしょう。ノックエアがボンバルディアのファミリーともいえる運航業者となったことをたいへん喜んでいます」

これまでボンバルディアの「Q400」および「Q400 NextGen」は、世界5大陸約40か国50社以上の空を運航してきました。

正式発注数はQ400およびQ400 NextGenを合わせて511機。飛行時間は470万時間以上、離発着回数は500万回以上を記録し、これまで3億人近い旅客を運んでいます。

航空会社にとっては、実績ある高い経済性を活かし、短距離ターボプロップ路線や中距離ジェット路線などにおいて、収益性の高い業務の展開が期待できるのです。

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