パスポート強さランキングにおける日本の順位は?

昔は海外旅行に行くにはわざわざ当該国の大使館(国交がない台湾などの場合代表処)まで行って観光ビザを取得しなければなりませんでした。

ビザをとりに行くのも面倒だしお金もかかる。加えて「格安チケット」のようなものもない。海外旅行というのはそれほどお気軽ではありませんでした。

それに比べて現在は格安チケットが増えました。原油高のために燃油サーチャージが上がっているとはいっても、それでも昔と比べたら格安です。また、「観光目的で」「パスポートの有効期限が半年以上」「滞在期間~日以内」ならノービザという国も増えてきました。

ノービザというのは国家間の信用がなければ実現できないこと。だから我々日本人は信用ある国の国民であることに感謝しなければなりません。

さてこのたび、イギリスの旅行サイト「Movehub」は「あなたのパスポートはどれだけ強い?」ランキングを発表しました。

ノービザ渡航できる国の多さが基準のこのランキングでは日本は4位の170カ国。上位3位は以下の通り。

1位・・・173カ国のフィンランド、スウェーデン、イギリス
2位・・・172カ国のデンマーク、ドイツ、ルクセンブルグ、アメリカ
3位・・・171カ国のベルギー、イタリア、オランダ

アメリカ以外は全てEU加盟国です。

ちなみに日本と同じ4位170カ国は他にカナダ、フランス、アイルランド、ノルウェイ、ポルトガル、スペインでした。やはり信用という点では欧米各国は強いようです。

日本はアジア勢の中では最上位です。他にアジア各国の中で10位以内に入っている国では、6位167カ国のシンガポール、7位166カ国の韓国、9位163カ国のマレーシアと続きます。

意外な点は台湾が130カ国25位で14位152カ国の香港より下であることと、ASEANの中では大国のタイが60位68カ国、インドネシアが72位53カ国であるということ。

中国は82位で43カ国でしたが、ノービザ渡航できる国が43カ国もあることに驚きです。

逆に2位のルクセンブルグは人口50万人に満たない小国ではありますが、経済的には世界有数の国なので納得の順位です。

さて視点を10位から20位までに広げてみると、10位のスイスの庇護国リヒテンシュタイン、15位の地中海の島国キプロス、16位のイタリア半島の根本近くの国サンマリノ、18位のピレネーの山岳国家アンドラと、日本人にはあまり馴染みがなく、ルクセンブルグに負けず劣らず小さな国ががんばっていることが見て取れます。

30位まででは22位のバハマ、バルバドス、24位のセントクリストファー・ネイビス、25位のアンティグア・バーブーダといったカリブ海の国々が目立ちます。バルバドス以外はエリザベス女王を君主に頂く英連邦王国の一員。

さて、このランキングを下から見ると「どれだけ弱いか」のランキングになります。

最下位は28カ国のアフガニスタン。最下位でも28カ国はある模様。下から二番目は31カ国のイラク、三番目は32カ国のパキスタンとソマリア、四番目は36カ国のエリトリア、五番目が37カ国のネパール。

六番目が38カ国のコソボ、レバノン、スリランカ、スーダン、七番目が39カ国のコンゴ、リビア、南スーダン、シリア、八番目が40カ国のアンゴラ、ジブチ、イラン、ミャンマー、九番目が41カ国の赤道ギニア、ギニア、バングラデシュ、ブルンジ、エチオピア、北朝鮮、そして十番目42カ国がコモロ、イエメン。

やはりアフリカ、中東、アジアの紛争地帯や途上国が弱いのは仕方ないことだと思います。とはいえ、北朝鮮がパキスタンやスリランカよりノービザで行ける国が多いことは驚きです。

パスポートが弱い国はそれなりの理由があるわけで、「国境なんていらない」などというお花畑な世迷い言は現実には通用しないということは、このランキングからも明らかです。

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