バスと飛行機で行く日本一周旅行とは?

日本一周。

誰でも一度はやってみたいと思うことの一つではないでしょうか。思いつきはするけれど、なかなか実行する機会はありません。

ところが、福岡県の旅行会社・西鉄旅行が、22泊23日で47都道府県をめぐるバスツアー「これがほんとの日本一周23日間」を販売します。

販売は2014年6月28日から。

西鉄旅行創立60周年の記念企画で、福岡市を起点に、全国の観光地60カ所をバスで周るツアーです。価格は2人1室利用の場合で1人あたり60万円、1人1室の場合は68万円となります。バスの走行距離は約6000キロが予定されています。

まず、福岡市から北海道函館市まで、日本海側を通過しながら、10日かけて北上することになります。もちろん各地の名所を楽しみながらです。北海道函館市で2泊したのちは、今度は太平洋側です。各地を観光しながら、鹿児島県霧島市までを9日で南下します。

これで合計、21日というわけです。

さらに22日目には、熊本県、長崎県島原市、佐賀県嬉野温泉とめぐって、夕方には福岡県から沖縄県へ移動します。沖縄での23日目は、自由行動。午後6時ごろ、飛行機で福岡へ帰って、ツアー終了です。

青森~函館間はJR、鳥羽~二見ヶ浦間はフェリー、沖縄は飛行機と、時々、パス以外での移動もあります。

日本一周をたった23日で?!と思ってしまいますが、このツアーのコンセプトは“ゆったりとした”旅行。

旅行会社が設計したツアーですから、そのあたり、安心して参加できます。22泊のうち、車内泊は一切ありません。すべてホテルや旅館での宿泊です。バスの座席は、あえて「1人2席利用」となっています。旅の素人には思いつかない、旅行会社ならではのアイデアではないでしょうか。

宿泊施設への毎日の到着も、遅くとも午後6時30分まで。朝出発するのも、早い日で午前8時以降です。

超長距離のバス旅行ですが、余裕を持ったのんびりスケジュールになるよう、考え抜かれた日程となっています。

訪れる主な観光地は、次のとおりです。

石見銀山(島根県)、白川郷(岐阜県)、日光東照宮(栃木県)、法隆寺(奈良県)。この四ヶ所はすべて世界遺産です。温泉郷は三瓶温泉(島根県)、田沢湖温泉(秋田県)、道後温泉(愛媛県)など。

ご当地グルメは外せないという方も、ぜひどうぞ。秋田県湯沢市の稲庭うどん、静岡県浜松市のうなぎ、山梨県のワイナリーでBBQなど、各地の美味が満載のコースです。もちろん、青森県の白神山地や階段国道など「バスだからこそ行ける観光地」も、しっかりコースに入っています。

旅のプロ渾身の設計による、最高の日本一周ではないでしょうか。

出発日は2014年10月3日、11月3日の2回です。定員は各22人。

体力に自信がない人のために、ツアーを10月と11月の2回に分けて楽しむ「半分プラン」もあるそうです。詳細は2014年6月下旬に完成予定です。

関連記事

ページ上部へ戻る