アメリカの飛行機は、天気予報が特技!?

気球といえば、水色の空に白い雲の下、風まかせの優雅な遊覧飛行というイメージです。

ですが、気球には他にも多くの使い道があります。使い道の一つは天気予報です。アメリカでは1930年代から、気象観測の専用の道具として、気球が使われていました。気温や湿度、気圧などを観測する計測器を気球に載せて、約70ヵ所の地点から飛ばして、集まった情報を天気予報に使うのです。しかし、気球は風に乗ってふわふわ飛んでいきます。飛行機のように、行きたいところへ自由自在とまでいきません。

そこでこのたび、アメリカ国立気象局とサウスウエスト航空とが、協力することになりました。旅客機に計測器を装備して、そこで集めたデータを、天気予報に活用するのです。当然、従来よりデータの精度が高くなり、今以上に正確な天気予報ができるようになります。

天気予報の精度が上がると、多くの産業に有利です。中でも得をするのは、アメリカ国立気象局に協力した航空会社そのもの。航空業界は天候に左右されることが多いビジネスです。飛行機の遅れによって出る損害は、年間8億円とも言われます。正確な天気予報がわかれば、その損害を最低限にできます。

現在、観測機器がついた旅客機は1%程度とのことですが、すべての旅客機に搭載されるまで、そんなに時間はかからないかもしれません。

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