なぜ旅客機でネットが使えるのでしょうか?

旅客機が空を飛ぶときは、時速1,000km近く。

猛スピードで、どこにも接続されていないのに、旅客機の機内でインターネットが使えるのはなぜでしょうか。

旅客機に乗っている人がインターネットを使いたいときは、端末と機内のアクセスポイント(AP)を接続します。

APは、旅客機の機体上部についた「AP用のアンテナ」とつながっています。AP用のアンテナは、地球上空の軌道にいる静止衛星「通信衛星」と連係できます。

端末、AP、旅客機の外側のAPアンテナ、通信衛星から地上の通信局へ。そこからインターネット接続プロバイダへつながり、インターネット接続が成立するのです。

静止衛星といっても、実際には移動しています。移動の速度や向きが地球の回転と同じ、地上からは動いていないように見えることで、静止衛星の名がつきました。

一方、旅客機は目的地に向かって猛スピードで飛行しています。

1個の通信衛星で対応できる通信の範囲は限られていますから、旅客機はその範囲をすぐに通過し、通過し終わると衛星と通信できなくなります。

そこで、複数の通信衛星を適切に配置し、旅客機が一つの範囲を通り過ぎても、すぐ次の範囲に入れるようになっているのです。

複数の衛星の通信範囲をうまく組み合わせているので、旅客機が高速で移動しても通信が途切れません。

こういった旅客機および空港に関する通信を取り扱うのは、専門の通信会社です。

電話には電話の通信を取り扱う会社、インターネットにはプロバイダ会社があるのと同じで、航空業務にも専門の通信会社があり、世界中に地上局など必要な設備を設けて管理しています。

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