MRJの「リージョナルジェット」って、なに?

MRJとは、三菱リージョナルジェット。つまり「Mitsubishi Regional Jet」の略称です。

リージョナルジェットの定義は明確ではないのですが、一般的には、短距離用のエンジンを搭載した航空機をいいます。旅客数が50から100名程度。必要な滑走路が短い、低騒音などのメリットがあります。そのうえMRJの場合、アメリカ製の最新鋭エンジン、「Pure Power PW1200G」が採用されました。

開発したのはP&W(Pratt&Whitney)社です。P&W社独自の「Geared Turbofan(GTF)」の採用により、タービンの高速回転と、ファンの低速回転を適切に組み合わせることで、大幅な燃費の向上と騒音の低減を実現しています。

2013年から試験飛行用の初号機の組み立てが行われてきましたが、2014年の6月中旬、主翼と胴体の結合を行ったと発表されました。

2014年6月下旬には、続いてエンジンの取り付けも完了したと発表されています。

現在も、他の部品の取り付けや配線、配管などが進められており、来年の初飛行にむけて、着々と準備されているところです。

初飛行および試験飛行は、2015年6月ごろの予定となります。

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