セブ・パシフィックで関西からマニラ経由で東南アジアへ

セブ・パシフィック航空はフィリピンのセブ島、マニラを拠点とするLCCです。セブ・パシフィック航空が急速に拡大してきた背景には、数多くの島からなっているフィリピンの従来の交通事情があります。セブ・パシフィックの国内就航までは、それらの島々をフェリーで移動する他に交通手段はありませんでしたが、旅客機で快適に速く移動することができるようになり、新たな需要を開拓することができたのです。

日本には2008年11月に関西-マニラ間を結び、就航しました。関西空港から火・木・日曜日の週3便が運航しており、スケジュールは関西発20時40分、マニラ着23時50分です。大阪中心部で仕事を終えた人が出発に間に合う時刻なのでビジネスにも便利です。そして、マニラからは、東南アジアの各地に連絡しています。例えば、香港、マレーシア、シンガポール、ベトナムなどです。ですから、セブ・パシフィックを利用し、マニラ経由で他国へ行く利用者も増えました。

使用機はエアバスA320の単通路型で、エコノミークラスのみの180席です。LCCの典型的なポリシーに沿い、機材や整備などのハード面にはお金をかけ、飲食や手荷物預け入れは有料、紙チケット廃止などにより低価格を実現しています。そのためか、手荷物の重量チェックはシビアで、僅かでも超過すると料金が発生するので注意が必要。

空港カウンターで荷物を詰め替える人が多いためにチェックインに時間がかかるともいわれていますので、ゆとりを持ったスケジュールで利用することをお勧めします。予約時の座席指定は200円追加で可能です。また、足もとが広いプレミアムシートは追加料金が400円程度です。

設立:1996年
日本就航:2008年11月
運航拠点:フィリピン・マニラ、セブ
就航路線:関西/マニラ
使用機材:エアバスA302
ホームページ:http://www.cebupacificair.com/web-jp

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