石垣島の南(ぱい)ぬ島石垣空港が税関空港化してアジアとの交易が活発化!?

外国から何かを輸入したり、外国へ何かを輸出するためには、税関を通さなければなりません。逆に言うと、税関のない空港や港湾からは輸出入はできません。

国内でそうしたルールを定めたのが関税法。

関税法によれば・・・

“十二 「税関空港」とは、貨物の輸出及び輸入並びに外国貿易機の入港及び出港その他の事情を勘案して政令で定める空港をいう。”(関税法第一章第一節第二条十二)

沖縄県石垣市の南(ぱい)ぬ島石垣空港は、これまでこの税関空港ではなかったため、島の農産物・畜産物を外国へ輸出するためには、まず那覇空港に運んで通関してから対象国へ運ばなければなりませんでした。

これは大きな無駄で、特に農産物の場合、那覇を経由する分だけ鮮度が落ちてしまいます。

石垣島は、那覇まで400km強。往復分の距離800kmが無駄になるわけです。石垣島は、例えば台北までは300km弱。那覇より近いのに、直接輸出ができないというジレンマがありました。

政府は2017年、南(ぱい)ぬ島石垣空港を税関空港に指定。これにより石垣島から直接海外に向けて輸出ができるようになります。石垣市は、これを機に島の特産品をアジアに直接売り込んでいきたいとしています。

石垣島がメインターゲットとして考えているのは香港のよう。確かに一番近い台湾の場合、果物も野菜も石垣島と似たようなものを作っていて値段は数割安価。

石垣島のパイナップルやマンゴーなどが品質が高いといっても、価格的・物量的にも勝負にはなりそうにない。

しかし、香港の場合はほとんど農業が行われておらず、中国からの農産物の安全性にも疑問が持たれています。

そこに、日本の安全な農産物や石垣牛に代表される畜産物を持っていけば、特に富裕層には需要があるのではないでしょうか?

石垣島から香港まではわずか2時間ということなので、フレキシブルな対応もできるでしょう。

ただ、直接輸出ができるようになったということは、国外から直接輸入品が入るようになるということでもあります。

石垣市は都合の良いことだけを考えず、台湾や中国、ベトナムなどから安価なものが入ってきたとき、島の産業をどう守っていくかまで考えておくべきだと思います。

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