飛行機は自動で着陸できる!?オートランディングとは

さて、羽田空港では、ようやく着陸ができるくらいにまで天候が回復しました。しかし依然視界は悪く、カテゴリーⅡの定める条件ギリギリの状態だったので、オートランディングを行いました。ところでオートランディングとは、どういった機能なのでしょうか?

オートランディングとは、ILS受信装置、オートパイロット(自動操縦装置)、オートスラストシステム(自動推力制御装置)、電波高度計などの装置を使って着陸する機能のことを指します。

具体的に言うと、進入中は滑走路に向けて自動誘導し、接地直前では降下率を小さくするための引き起こしを自動操作で行い、エンジンをアイドルまで自動的に絞り、接地後には滑走路中心線上を自動走行するという、一連の動作を行ってくれます。

まず、滑走路に進入したのち、ローカライザーの電波をキャプチャー(捕捉)し、自動的に滑走路中心線にあわせて誘導が行われます。その後、グライドスロープの電波をキャプチャーすると、3°の経路に沿う形で自動的に降下が始まります。

そのままの状態で進入を続け、高度が460mにまで下がると、フレア(引き起こし操作)とロールアウト(地上走行)機能の準備が完了します。その際にパイロットは「フレアアーム」とコールアウトします。

その後、高度15m前後に到達すると、自動的に引き起こし操作が開始され、エンジン推力がアイドル状態にまで絞られます。接地ののち、機体は自動的に滑走路中心線上を維持、走行します。

ちなみに、オートランディングは悪天候以外の状況でも活躍する機能です。過去の実例としては、火山灰の影響で操縦席のフロントガラスに細かい傷が入ってしまい、操縦席からの視界があまりよくない状況において、自動着陸機能を選択し、安全に着陸を成功させたという事例があったようです。

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