いよいよ着陸!脚を降ろして滑走路へ降り立つその時・・・

ILSの情報に基づき、着陸に向けての最終コースへと誘導されている状態を「キャプチャー(捕捉)」と呼びます。「ローカライザーをキャプチャーする」と言えば、滑走路の中心線を捉えてコースに向かっていることを指しますし、「グライドスロープをキャプチャーする」と言えば、降下経路を捉えて降下を開始していることを指します。

ところで、飛行機の脚はランディングギア、もしくは着陸装置と呼ばれています。ちなみに業界用語では単に「ギア」と呼んでいるようです。着陸装置を下げる、つまり脚を下ろすことを「ギアダウン」と言い、マニュアルでは降下経路に入る少し前に実施することになっています。

操縦を担当するパイロットであるPFが「チェック、エアスピード、ギアダウン」と指示を出すと、それに呼応して、操縦を担当していないパイロットであるPNFが「ギアダウン」と復唱しながらギアレバーを操作してギアを下ろします。この操作で、まずギアを格納している部分のドアが開き、その後ギアが降り、ドアが再び閉まります。

フラップ同様、この操作は決められた最大飛行速度の範囲内で行われることになっていて、エアバスA380やA330は250ノット(時速460km)、ボーイングB747は270ノット(時速500km)とされています。パイロットが「チェック、エアスピード、ギアダウン」とコールするのはそのためです。

ちなみに、エアバスA330の場合は、ギア関連の計器はまとめて1つのパネルに配置されていますが、ボーイングB777では、それぞれの位置に別に配置されています。ただし、予備ブレーキの圧力計については、両機とも昔ながらの単独計器になっています。画面上でページをめくる手間を省き、すぐにチェックできるようにとの理由からです。

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