旅客が搭乗しているとき、パイロットは何をしているのか

運行に必要な準備が整っているどうかを機長は確認します。そしてその確認が取れたらようやく、飛行機内への旅客の搭乗開始のゴーサインを出します。通常、搭乗は出発時刻の15分~20分前ぐらいに始まりますので、1時間前に集合したパイロットは、ディスパッチ・ブリーフィング、整備状況の情報共有、飛行機の外部点検、クルーとのブリーフィングに合計40分程度費やしていることになります。

旅客が飛行機に搭乗している間に、機長と副操縦士は、各々の席に着席して、それぞれ出発準備を行います。整備士によって、すでに操縦席の出発前点検がされていますが、今一度パイロットが確認します。外部点検と同様、整備士の目とパイロットの目のダブルチェックを行っているのです。ちなみにパネルの出発前点検とセットアップする順番および範囲については、左右の席それぞれで役割分担されています。点検見逃しが無いようにと、パネルのセットアップ時に、手が交差しないようにという配慮からです。

飛行機の各装置について、エンジンスタート、離陸、上昇、巡航という一連の動きが安全にできる状態にすることを、パネルセットアップと呼びます。具体的には、エンジン火災装置のスイッチをオフにしたり、スラストレバーを最小の位置にしておいたり、燃料の元栓を閉の位置にしたり、燃料が漏れていないかチェックをしたり、といったことをします。それらの確認をすることで、エンジンを安全にスタートできるのです。

またCDUを使って、フライトプランと標準計器出発方式や目的地までの飛行ルートを入力、そして同時にND上に、先程入力したルートが表示されているかを確認します。

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