飛行機内での乾燥対策のススメ

飛行機に長時間乗っていると髪はパサパサ・お肌はカサカサ・目もしぱしぱしますよね。

飛行機内の湿度はだいたい20%以下です。時には10%以下の時もあります。これは砂漠と同じくらいの乾燥状態です。短時間であれば気にならないかもしれませんが・・・いえ、短時間でも感じる人はいらっしゃるのでは?

飛行機内はどうしてこうも乾燥しているのでしょうか。

飛行機は上空1万メートルを飛行します。そこは気温がマイナス50度の世界です。それを温めて快適な温度になるように調整しているのが飛行機のエンジンです。冷たい空気を温かい空気に調整する際、温度差で結露が起きます。

結露は飛行機が錆びたり配線故障の原因になったりします。飛行機のわずかな故障は人命にかかわる大変な事です。ですから、結露がおきないように水分除去装置を使って「わざと」空気を乾燥させているのです。

飛行機内の乾燥は、安全に飛行するための要素だったのですね。では、私たちのお肌は自分たちで守るしかありません。

機内でできる乾燥対策をご紹介

1.体の水分補給

まず、水分補給を心がけましょう。体内の水分がなければ乾燥は進行していくばかりです。ベストは常温の水です。

機内では、あまり運動は出来ませんから、冷たすぎると血流を妨げる要因が増えます。また、お茶やコーヒー、アルコールは本当の水分補給にはなりません。一気に飲むのではなく、時間を見ながらこまめに飲むようにしましょう。

2.お肌の保湿

フライトが長時間になるときはメイクを落としましょう。機内でお化粧をしたまま保湿ケアをしても効果は半減してしまいます。洗い流し不要のクレンジングシート等でメイクをふき取り、水を含ませたコットンで肌表面をふき取ります。

そして、化粧水と乳液で肌を整えます。仕上げにフェイスオイルをたっぷり塗って保湿をしっかりしましょう。オイルのテカリはフェイスパウダーを使うと気にならなくなります。

時間が経って、また乾燥するようでしたら、クレンジングからやり直しましょう。シートマスクもおすすめです。

3.のどの対策

のどがやられると風邪の原因にもなりかねません。マスクは乾燥対策にもウイルス対策にも効果的です。マスクの中に水を含んだコットンを入れておくとのどが潤います。また、濡らしたタオルを座席のテーブルに広げておくだけでも、周りの湿度はアップします。

4.目・唇・手

飛行機内で視聴できる映画は楽しいですよね。でも、普段以上に疲れるのは乾燥のせいです。目薬を差したり、休憩をはさむなどの時間も必要です。

忘れてしまいがちな唇も、割れてしまってからでは遅いもの。リップクリームで保湿保湿。そして最後に手のケアです。ハンドクリームはどこかに触るたびに落ちてしまいますので、こまめに塗りましょう。

と、このようになりましたが、いかがでしたでしょうか?機内でもできそうですよね。

ただ、機内は密閉した空間ですから、他の乗客へ化粧品などの香りが強すぎないように配慮することや、機内に持ち込む液体は100ml以下の容器に入れ、さらに透明プラスチック製袋(縦20cm以下×横20cm以下)に入れる必要があります。

空の旅を安全かつ快適に過ごすためにマナーを守る事も忘れてはなりません。

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