ジャンボジェット機にはファミリー機がこんなにある!?

「ジャンボ」の愛称で親しまれているボーイング747は、1969年の初飛行から現在まで休みなく生産されている旅客機のベストセラー。バリエーションの多さでも他の機種に勝っていて、ファミリー機は旅客機だけでも10種類あり、他に貨物機もあります。

「100型」は、1970年、ニユーョーク~ロンドン間に就航した最初のモデルで、機首から主翼付近までが二階建ての胴体はその断面がダルマのようで、お世辞にもスマートとはいえないことから、当時ロンドンの動物園にいた象に似ていたこともあって「ジャンボ」の愛称で呼ばれることになりました。

「SP」は、100型より胴体を14メートルほど短くし、機体の重量を減らすことで航続距離を約1000キロ延ばしたモデル。垂直尾翼、水平尾翼とも翼の先端を1.5 メートル延長していることもあって、機体のシルエットは他のモデルとずいぶん違っています。

「SR(ショートレンジ)」は、日本の国内線向けに開発された短距離専用機。離着陸の回数が増えることから機体の劣化スピードが速まる可能性があるので、機体の一部を強化するとともに、最大離陸重量を約7万5000キロも軽くしました。これにより離陸性能が向上し、燃費効率が高まり、同時に騷音を減らすことができたといいます。

着陸性能も200型と同じ着陸装置を採用し、ブレーキを改良してよくなっています。

「200型」は、100型の機体の構造を強化して最大航続距離、最大離陸重量ともにアップさせたモデル。クラシック747(3人乗務機)の標準型で、のちにエンジンを改良して東京~ニユーョーク間など長距離路線でも運航されています。

「300型」は、200型の二階建て部分を後方に延ばしたモデル。延ばしたことで機体が受ける空気抵抗は増加しましたが、座席数を大幅に増やせることがうけて、多くの航空会社に納入されました。

100型や200型を300型のような胴体に改造したものは、300型とは区別して「100/SUD」「200/SUD」と呼ばれています。「400型」は、300型から電子機器の大幅な変更を加えた、いわゆる「ハイテク機」。

機体も、主翼の先端の延長とウイングレットの追加によって空気抵抗を減らし、同時に水平尾翼の燃料タンクを追加して最大離陸重量を2万キロもアップしました。最大航続距離は1000キロ以上も延び、このモデルから航空機関士が不要になり、ジャンボ機は2人乗務となりました。

「400D」はSRと同じで、日本向けにつくられたモデル。主翼先端のウイングレットが撤去され、胴体や床面は短距離用に強化されています。「400ER」は、外観は400型とほとんど変わりませんが、胴体や主翼部分の構造、エンジンの出力が強化され、タイヤもより直径の大きいものに変更されました。

これにより最大離陸重量が400型より約1万6000キロも引き上げられ、これまで以上の大量輸送ができるよぅになりました。また、搭載燃料を増やして航続距離を約750キロも延ばし、操縦席には「ハイテク機」の最新型にふさわしい新型のLCDパネルが使われています。

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