長時間のフライトでも快眠するための7つの方法
ニューヨークへ行こう、ロンドンへ行こう、パリにも、ベルリンにも・・・と、夢はふくらむばかりですが、その夢の前に立ちふさがる壁が、長時間にわたる飛行機搭乗。
そうでなくても空港のチェックインに時間がかかり、セキュリティチェックで、また時間がかかる。やっと飛行機にたどり着き、機内に乗り込むにも、またそれなりの時間が・・・考えただけでもうんざりです。
いやいや空港のスタッフの皆さんの方が大変なんだから、と気持ちを立て直そうとしますが、機内に乗り込むと「負けられない戦いがそこにあります」
長時間のフライトでは、エコノミークラス症候群の恐怖が待ちかまえています。
水分に気をつけなくちゃ、少しは身体を動かさなくちゃ・・・一刻も油断できません。
その上、機内でよく眠れなかったとなったら、あとが大変です。飛行機が目的地の空港についたころには力尽きてしまいます。
そこで、飛行機内で少しでも快眠できる方法をご紹介します。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その1】
睡眠を中断しないためには「直行便」を選ぶ。
旅行の目的地はすぐ決まるのですが、ルート選びは迷うものです。値段ばかりが目について、少しでも安いルートを選びたくなりますが、どんなに安くとも、「乗り継ぎ便」や「経由便」は避け、「直行便」を選びましょう。
離着陸時には、どんなにぐっすり寝ている最中でも、目を覚ましてしまうことになります。離着陸で睡眠を中断されることのない「直行便」がベストです。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その2】
出発便の時間は「午後遅く」
もし時間帯が選べるのなら、午前中や午後の早い時間に出発する便よりは、午後遅い時間の出発便がおすすめです。
いつも寝るような時間に合わせられれば、機内でも眠りやすいでしょう。
できればですが、乗客の少ない便にしましょう。他の乗客に挟まれて寝るよりは、左右に人がいないほうが寝やすいもの。週の始まりと週末を避けた、平日の午後に出発するような便がいいかもしれません。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その3】
良いグレードのシートを選ぶ
当然ながら、エコノミークラスよりはビジネスクラス、ファーストクラスの方が寝心地がいいのでおすすめです。
そんな贅沢な!と思われるかもしれませんが、
ちゃんと機内で寝られなくて、目的地では体調がいまいち。なんだかんだ結局、よけいにお金がかかってしまった、となるより、いいシートでぐっすり寝て、元気いっぱいで旅行するほうが、結局はお得になるはずです。
航空会社によっては、予約が入っていないの隣の空席に限って、一定の手数料で使わせてもらえるサービスがあります。
これはこれで少し追加のお金がかかりますが、隣の空席を確保して、ゆったり過ごせます。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その4】
非常用座席をリクエストしてみる
値段の高いシートは無理。
という場合、もし英語や体力に自信があるなら、飛行機の非常口付近にある「非常用座席」をリクエストしてみてください。
この座席は、前に座席がないので、足も伸ばせるし、余裕で座っていられます。隣りの人を気にせず席を立ちやすいというメリットもあります。でも、この「非常用座席」は特別な席で、そこに座る乗客は、非常時に一定の責任を求められます。
万が一飛行機がトラブルで不時着したとき、客室乗務員が乗客の避難誘導をする際、その作業に積極的に協力しなければなりません。
ほとんどの場合、英語ができることが条件とされますし、体格のよい男性を優先して選ぶことが多いようです。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その5】
可能であれば、着替える
日常生活で寝る時には、化粧を落としたり、お風呂に入ったりした後、パジャマなどに着替えて休みます。
できる範囲で、寝るときにいつもやることと、同じようなことをします。
機内でお風呂とはいきませんが、夜寝る前に化粧を落とし、着替えます。
もっとも、着替えるといっても、パジャマなどの寝巻きはおすすめできません。
万が一、パジャマなどを着て寝ている最中に飛行機にトラブルが起きたら、飛行機が不時着したその場所で、その格好のまま、屋外へ脱出することになります。
飛行機が非常時に海や川、もっと条件の悪い場所に不時着することは珍しくありません。女性の場合、寝巻きのまま屋外へ出るのをためらって、避難が遅れる可能性があるのです。
ですが、昼間着ていた衣類を「寝るための服装」に改め、「今から寝るぞ」と気分を切り替えること自体は、ぐっすり眠るのに効果的な方法です。
気分を切り替えるのが目的ですから、パジャマそのものでなくてかまいません。簡単に着替えられるもの、くつろいだ気分になれるものを用意しましょう。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その6】
快眠グッズを持っていく
快眠グッズは定番ですが、それだけに効果的。ぜひ用意しましょう。
まずはアイマスク。
たまの旅行のために、わざわざ購入するのは面倒、という場合は、手持ちの帽子をかぶって寝るだけでも、ずいぶん違います。
耳栓もほどよく音を遮断してくれるので効果的です。
身近な薬局で販売しているもので充分ですが、旅行グッズのお店だと、より多くの種類を販売しているようです。寝ることを考えると窓側の席が便利なのですが、ネックピローを用意していけば、座席を選ばずに快眠できます。
【長時間のフライトでも快眠するための方法:その7】
それよりお酒の方がステキ、と思いがちですが。
同じ荷物になるのなら、快眠グッズより、お酒を持っていく方がステキ、と考える方も多いことでしょう。
賛成したいのはやまやまですが、航空機内は地上とは気圧が違います。気圧の差が原因でアルコールの回りが非常に早く、悪酔いもしやすい環境なのです。
地上にいるときとは機内では、酔い方が全く違います。いつもは酔わない弱いお酒で泥酔したり、極端なときは体調を崩したり・・・。
快眠どころではなくなってしまいますから、お酒は飛行機が空港についてからの楽しみにしてください。