航空整備士は、知性も体力も抜群!?

航空整備士になるためには、どんな能力や資質が必要でしょうか。

まずはなにより大切なのは「飛行機が好き」ということでしょう。そして、乗り物や機械などのメカニズムに興味があるということ。

さらにそのメカニズムを自分の目で確かめたい、自分の手で触れてみたいという好奇心や情熱をもつことも、整備の仕事に携わる「原動力」となるはずです。

ただし、原動力だけがあってもダメで、航空整備士としての資格を取得するには、机の上での地道な勉強も欠かせません。旅客機は機種ごとに製造メーカーがつくった整備マニュアルが用意されていますが、この内容をすべて頭に入れなければならず、この勉強量だけでも相当なものです。

大型旅客機のマニュアルになると、1億ぺージにもわたって必要な知識と情報がぎっしり詰まっています。もちろんマニュアルは欧米の製造メーカーが作成しているので、すべて英語表記です。英語は航空整備士にとって「必須以上」なのです。

航空整備士というと「体を使って機械いじりをする仕事」のイメージがありますが、その第一歩は英語をはじめとする知識を身につけることから始まります。

航空整備士は「きわめて知的でありながら、体力も要求される仕事」といえるでしょう。

「英語で1億ぺージを読んでいる」と思うと、航空整備士の皆さんが、今まで以上にカッコよく見えませんか?

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