インドに100%ソーラーパワー発電空港が誕生!?

日本国内でもエコや省エネが進み、自宅の屋根にソーラーパネルがついている家も多くなってきました。原発事故などの影響もあり、エコなクリーンエネルギーへのシフトが望まれています。

大規模な施設で行えばより効果が高そうですが、海外には完全に太陽光のみで稼働している空港があるのをご存知でしょうか?

2015年夏、インドで世界ではじめて100%ソーラーパワーのみで稼働する空港が開港されました。

100%ソーラーパワー対応となったのは、インド南部のケララ州にあるコーチン国際空港。聞いたことのない空港ではありますが、毎週1,000便超がフライトしているインド国内で7番目の規模の国際空港だそう。

規模の大きな空港が世界で初めて100%ソーラーパワーに切り替えたということで、世界から注目を集めているのです。

コーチン国際空港では、2年前に400枚のソーラーパネルを空港施設の屋上へ設置、ソーラーパワーでの試験的な稼働テストを開始していました。このプロジェクトの結果が良好であったことから、950万ドルの費用をかけて4万6,000枚ものソーラーパネルによってメガソーラーを整備しました。

2015年8月よりついに本格稼働を開始、12MW(メガワット)が発電され、クリーンな太陽光のみで空港全体の電力が賄われているそうです。

コーチン空港の取締役社長を務めるVJ Kurian氏によれば、コーチン国際空港の運営上の最大の課題は、光熱費の高さにありました。毎日5,160ドル(約63万円)を超える電気代をもっと安く賄えないものか?ということで思い切ってメガソーラーでの運用へと舵を切ったそう。

今やソーラーパネルによる発電量が使用量を上回り、雨天や夜間の分までも十分なほどの電力の確保が可能となっています。メガソーラーの設置に要した950万ドルは、今後6年以内に回収できる見込みのよう。

ソーラーパネルというある意味で天候頼りの面がある発電システムですが、公共インフラである空港で使うことに信頼性はあるのかという疑問もあります。

実際にコーチン空港では安定稼働しているため、これまで数か月間の空港運営は非常に順調だといいます。

コーチン空港取締役のVJ Kurian氏は、「われわれの“コーチンモデル”ともいうべきソーラーパワー空港について、インド各地の空港から問い合わせが殺到しています。インド国内のみならず、遠くはリベリアからも、太陽光発電のみでの空港の運営について詳しく知るべく、視察団がやって来ました」と、その成果への反響の高さを語っています。

また、この“コーチンモデル”に最も期待を寄せているのは、インドのモディ首相とも伝えられています。

インド国内では現在でも電気のインフラが整わないまま生活している人が3億人を超えるとまでいわれています。この厳しい事態を打破すべく、ソーラーパワーによるインフラ整備を加速したいと考えているそうで、2022年までに10万MWの太陽光発電能力を備えることがインド政府の目標に掲げられています。

年間日射量が豊富なインドでは、メガソーラーの導入が大きな効果を生む可能性も高いと考えられているのです。

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