年会費が安くて空港のカードラウンジも使えるゴールドカードとは

クレジットカードのゴールドというと、充実したサービスもさることながらステータスの象徴という印象が強く、ひと昔前は審査も厳しかったため高嶺の花という印象でした。

近年、ポイントやマイルなどの浸透によりクレジットカードでの支払いが注目されるようになってきたため、以前よりもクレジットカード保有者が多くなっているように思います。

これに伴い、手が届くゴールドカードというものも増えてきているのです。

ゴールドカードといえば年会費1万円以上と高額なのが一般的ですが、最近ではサービスはほとんど変わらないままで年会費が安いゴールドカードが人気を集めています。

格安ゴールドカードは2000年代後半よりクレジットカード各社が相次いで投入してきていますが、大きな特徴は入会に対するハードルの低さ。

年会費は5,000円前後に設定され、おまけにほとんどは初年度の年会費は無料になっており、将来の優良顧客となるカードホルダーの確保を狙っていることが伺えます。

格安ゴールドカードのハシリともいえるのが三菱UFJニコスの「MUFGカードゴールド」です。

2008年にVISAとMASTERの2大ブランドのカードを発行、2010年からはAMEXとJCBブランドも手掛けています。

年会費はまさに格安の1,905円(税別)ながら、ゴールドカードのサービスの代表格である空港のカードラウンジも成田国際空港、羽田空港(国際線)、関西国際空港、中部国際空港など主要な空港で使用可能。

さらに24時間年中無休のコールセンター対応や海外旅行中の事故、病気やケガの治療費、携行品の破損、盗難などの損害が補償される海外旅行傷害保険は2,000万円までなど、一般のゴールドカートとさほど変わらないサービスを提供しています。

一方、明確に若者をターゲットにしているのが三井住友カードが発行する「三井住友VISAプライムゴールドカード」。

このカードは20代専用で年会費は5,000円(税別)となっており、30歳になった後の最初のカード更新時に通常のゴールドカードに切り替わることになっています。

サービスについても通常のゴールドカードとほぼ同じで、空港のカードラウンジが使用可能、5,000万円まで補償の海外・国内旅行傷害保険などが付帯されています。

30歳を迎えてゴールドカードに切り替わった時点で年会費は上がりますが、有名レストランで使えるクーポンをもらえるなどの特典もあり、何よりも三井住友VISAカードの一般ゴールドカードの審査は厳しいといわれているため、審査ハードルの低い20代のうちに作っておけるのは大きなメリットとなるでしょう。

格安ゴールドカードのもうひとつの特徴としては、ポイントをためやすいという点もあります。

一般的なゴールドカードの多くは、利用額1,000円につき1ポイント(1ポイント5円換算)で還元率は0.5%となっていますが、格安ゴールドカードのポイント付与率はこれより高く設定していることが多いのです。

JCBが発行する「JCBゴールドエクステージ」は年会費は3,000円(税別)で、入会後3ヶ月間は得られるポイントが通常(還元率0.5%)の3倍、4ヶ月目以降も1.5倍と高めに設定されています。

カード発行から5年後の初回更新時に、審査を経たうえで、通常のゴールドカードに自動で切り替わることとなります。

また他にも、セディナが発行する「セディナゴールドカード」のように、一般のゴールドカードでも年会費6,000円(税別)と安いものも出ています。

セディナの場合は、一定の利用額を達成すれば年会費分のポイントがもらえるという特典もあるようです。

格安な年会費でゴールドカードのステータスと充実したサービスを受けられることが可能ですが、ポイントの還元率などを重視するのであれば一般カードでもっと適したものが発行されています。

自分のニーズや生活スタイルに合ったクレジットカードを選択したいですね。

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