今、「地方発海外旅行」がアツい!

「東京や大阪に住んでいたら海外旅行にも行きやすいだろうけど、地方だと遠くてね。」と言う人は多いようです。海外には成田や関空経由で行くもの、というような固定観念が頭の片隅にあるのでしょう。

しかし、最近は地方空港からも気軽に海外に出かけられるのです。今から紹介する「新潟空港からパリに行ける方法」というのは、単なる一例に過ぎず、いまや決して夢物語ではありません。

利用航空会社は大韓航空。韓国のソウルを経由して、パリまでは同日便で到着できます。ソウルでの乗り継ぎの時間は1時間半程度で、荷物は新潟で預けた後パリまで引き取る必要はなく、とてもラクなのです。

このように、大韓航空はソウルと日本各地の空港を結ぶ国際線ネットワークを構築しています。ソウルからは、世界各地100都市以上へのアクセスがありますから、海外旅行がグッと身近になることでしょう。

アジアやヨーロッパ方面には大韓航空が便利な一方、南国リゾートへのアクセスが良いのが、ユナイテッド航空(旧コンチネンタル航空)です。成田や関空はもちろん、中部、新千歳、福岡、仙台発の便があります。

そのグアム便は広島発の便もあり、グアムを経由してオーストラリアに行ったという方もいます。それまでは海外旅行というと関空を経由していたそうですが、「感覚的にも楽しく、断然便利だ」とのことです。

このように、「海外の空港を経由する」という方法を2つ紹介しましたが、これは非常に理にかなった、効率的なルート選択の結果でもあるのです。世界地図を元に説明してみましょう。

従来のパターンのように、新潟から国内を移動して成田を経由、あるいは広島から関空を経由した場合、その陸路の行程は、世界地図上においては、ほぼ真横に少し移動しているだけになってしまいます。そこから空路になったら突然西へ、あるいは南へ向かうというのは、ムダですよね。特に新潟から成田は、目的地(北西側)に対して逆方向(南東側)に移動してしまっています。

その点、ソウルを経由してパリに行くにしても、グアムを経由してオーストラリアに行くにしても、経由地が目的地方向にある程度沿った場所にあるので、ロスが少なくなり合理的です。

他にも、日本の地方都市への就航が多い航空会社には、キャセイパシフィック航空などもあります。キャセイパシフィック航空の本拠地は香港で、現在、日本各地から香港へは週100便近い本数を誇ります。

このように今は、地方在住の人でも、ダイレクトに海外の都市を経由することで、海外旅行を身近に実現できる時代なのです。

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