空港に置いてあるソファを自宅でも

2015年4月8日に成田空港の第3ターミナルとして、LCC専用のターミナルがオープンしました。

LCC各社が入るターミナルとあってシンプルかつ低コストで設計された新ターミナルですが、その中でも存在感を放っているのがターミナル内に設置されている無印良品の商品。

今回新ターミナルに設置されたのは、フードコート用としてオーク無垢材のテーブルと椅子やソファベンチ400席以上、ゲートラウンジ用としてソファベンチ約1,400席分とのことです。

特にこのソファベンチは、「待ち時間の長い空港で旅する人たちに快適さを届けたい」という空港側の要望を受けて開発されたもので、同社で1991年に生まれ現在までロングセラーのヒット商品となっている「脚付マットレス」を人々が集う空間で使用するように発展させた新商品。

耐久性と安定性を強化するためにスチールフレームを採用しているという基本構造はそのまま保ちながら、専用テーブルやオットマンとの組み合わせによって様々な用途に対応することが可能となっています。

このソファベンチを、空港にとどまらず様々なシーンで新しいくつろぎの形として提案したいという考えから、一般向けに仕様を一部変更し、新ターミナルのオープンと同日の4月8日より全国の無印良品にて発売を開始しました。

ソファベンチ本体のサイズは幅180×奥行90×高さ60.5cm(座面高40.5cm)で価格は6万5,000円(税込)、ポリエステル平織ソファベンチ本体用カバーが1万4,000円(税込)で、インクブルー×ネイビー、リーフグリーン×ダークグリーン、グレーベージュ×ブラウンの3色から選ぶことができます。

組み合わせ可能なソファベンチ用テーブル・メラミン天板のサイズは幅60×奥行60×高さ37cmで1万9,000円(税込)となっていて、比較的求めやすい価格設定となっています。

無印良品のサイトでは、旅行者が快適に過ごせるように配置されたソファベンチが成田空港第3ターミナルに搬入、設置される様子を記録した動画も見ることができます。

旅行や空港が好きな人にとっては、自宅でも空港気分を満喫することができそうです。

シンプルでリーズナブルな形態を好むLCC利用客は、無印良品のシンプルさや価格帯に対しても志向に相通じるものがあり、新しい営業戦略ともいえるのかもしれません。

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