空の交通整理~管制官は空の安全を守る仕事~

空には地上のように信号などがないのになぜ機体同士がぶつかったりしないのでしょうか。それは空港管制官が的確な指示を出しているため。その的確な指示のため離着陸が混みあう時間帯でも事故なく安全に運航できるのです。

例えば、主要空港には管制塔とレーダールームというところがあり、そこから管制官がパイロットに指示を出しています。管制塔とレーダールームの違いを簡単に説明していきましょう。

管制塔の管制官は、離陸する旅客機に指示を出しています。離陸する際にどの滑走路を使うのか目視で状況を確認しています。確認した管制官は、どの滑走路を使うのか旅客機に指示を出し、指示を受けた旅客機は指示通りの滑走路で安全に飛び立っていくのです。

一方レーダールームは、空港に着陸する旅客機に指示を出しています。レーダールームはレーダーに映る機体を見ながら、高度や速度を指示したり上空で待機させたりなどの指示を管制官が出しています。そして、着陸するときに着陸許可・滑走路と進入角度の指示を出していくのがレーダールームです。

このように管制塔とレーダールームでは管制官の仕事が分かれています。どちらも安全に離着陸するのに必要な仕事。そして管制官の指示にパイロットは絶対に従わなくてはいけません。そうすることで安全な離着陸が出来るようになるのです。

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