エアバスが「ふたつに分解できる飛行機」の特許を申請

航空機関連の特許というと小難しい技術のものばかりと思いがちですが、フランスの航空機メーカーのエアバス社がここのところ取得している特許はユニークなものです。

上下2段になった座席や機内のつらい現実から逃避するためのVRヘッドセットなど、面白いものが続いていましたが、2013年に提出されて先日承認された特許は群を抜いて奇抜なものでした。

航空機を効率よく飛ばすためには、1便あたりの時間を短縮することに尽きます。

とはいえ、離陸から着陸までの飛行時間はおおよそ決まっていますし、飛行時間短縮のために速度を上げたりすると燃油を余分に消費するため、効率が良いとは言えません。

そこで航空各社が日々取り組んでいるのは、いかに着陸から離陸までの折り返し時間を短くできるかということになるのです。

これに対して、エアバスの新しい特許が一役買うかもしれません。

乗客と手荷物や貨物を降ろして次の便の分を乗せる時間を短くするために、飛行機を乗客および貨物部分とメインである飛行する部分のふたつに分けてしまおうというのがエアバスの新しい特許内容。

イメージとしては、貨物トラックが車部分とコンテナ部分に分かれるような感じで、コンテナ部分には人と貨物が入るということになるようです。

エアバスは、この技術によって飛行機の折り返し時間が短くなるため、便数の増加が期待され、利益が上がれば利用者運賃に還元されるようになるのではと考えています。

しかし、この技術を用いて実際の航空機を作るとなると、空港の設備を再設計する必要も出てきます。

また、それなりの数の発注をしないことには、生産コストも下げられず、航空会社としては到底購入できない金額になりかねません。

いざ乗ることを考えると、着陸しても切り離すまでの間の待機時間が増えそうですし、万一空中分裂でもしたら・・・と考えると、あまり積極的に乗ってみたいという気にはなれません。

この特許の実用化は遠い将来になるかもしれませんね。

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