関西国際空港を利用する外国人が求める設備とは?

関西国際空港がLCCの本格参入を機ににぎわいを見せています。2014年に国際線を利用した外国人旅客数は、平成6年の関西国際空港開港以来最多の630万人を記録しました。

しかしながら、急激に増加した旅客数に施設側がついていけていないようです。

発着便が増えて便利になる一方で、乗り継ぎ待ちをする乗客や深夜到着便のために公共交通機関が動く時間帯まで空港で時間を潰す乗客などが多くなっており、特にLCCなどで格安の旅行を楽しむ外国人が急増しているとのこと。

また、空港内のベンチで仮眠する外国人乗客は少なくないようで、横になれる場所を求めてベンチの奪い合いが起こることもすばしば。特に人気なのがコンビニエンスストア近くのベンチだそうで、早い者勝ちになるほどとのこと。

ベンチの奪い合いによるトラブルや置き引きなども発生、最近ではターミナル内の警備も強化されていて、夜間も空港警備員が2時間おきに巡回をして見張っている状況。

24時間利用可能なネットカフェ形式のラウンジもありますが、料金が必要となりますし、独立したブースの収容可能人数は20人ほどとなっているため競争率が高い模様。

このように空港で仮眠をとる乗客のために、空港ビルが毛布を貸し出してくれるそうで、毎晩30人ほどが利用しているといいます。

関空には隣接したホテルもありますが、LCCなどを利用して航空券代をせっかく抑えられたのに、たった数時間の仮眠のために飛行機代よりも高いホテル代を出すなんてありえないということでしょう。

さらに関空で時間をつぶす乗客たちは、スマホやタブレット端末の充電用電源が不足していることに大きな不満を持っているとのこと。

最近はスマホなども機内で使用できるようになっているため、ロングフライトの後ではバッテリー切れになっているケースもあり、空港でのスマホ充電の需要はとても高いようです。

スマホを充電するために壁の掃除機用の電源を探して充電器をつないで床に座り込むと、それを見ていた別の外国人乗客が来て「終わったら使わせてほしい」。このような乗客が多く、たちまち順番を待つ列ができることも稀ではないとのこと。

このような事態に利用者から設備対応の遅れに不満が相次いでいるようですが、関空会社の幹部は「急激なIT機器の普及や訪日外国人の急増など、急激な変化に正直追いつけていない」と本音を吐露しながらも、スマホ充電などに対応した電源付ベンチの導入準備などの対応を進めています。

また、関空では外国人への“おもてなし”策として、空港内の施設利用案内などを多言語で表示することができるQRコードを初めて導入しました。従来、日・英・中・韓の4言語だけでしたが、タイやベトナム、アラビア、インドネシア、マレー語も加えた9言語対応が可能になっています。

このQRコードは空港内の約100ヶ所に掲示されていて、スマホなどをかざすことで利用可能となっています。

まだまだ英語が通じにくい日本では、好評のサービスとなっているようです。

今後、利用客に魅力的なハード面の整備とさらなるサービスの充実に期待が寄せられます。

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