空港での待ち時間を解消するために導入された最新のプログラムとは

多くの人で混雑する空港では、いかに効率的に乗り継ぎをして無駄な時間をなくすか、いかに上手に余った時間を有効活用することを考えて行動するということが、快適な旅行をするためのポイントでしょう。

そんな空港利用者のために、オースチン・バーグストロム国際空港では、待ち時間を解消するための画期的なシステムが導入されています。

Boingoパワーセキュリティ待ち時間システムと呼ばれるこのシステムは、簡単に言うと空港でのセキュリティチェックの待ち時間を利用者に伝えるシステム。

利用者は自分のスマートフォンのWi-FiもしくはBluetoothの接続をオンにしておくと、セキュリティチェックポイントの外の電光掲示板におおよその待ち時間が表示されるので、その表示を確認すれば、退屈な待ち時間も食事やショッピングなどに使うことが可能。

いつまで待てばいいのかとイライラしながら、ただひたすらその場で待ち続ける必要はもうありません。

一般的にスマートフォンなどの端末のWi-Fiや Bluetooth接続をオンにしていると、端末は常にアクセスポイントを探す状態になります。その仕組みを利用したのがこのシステム。

あらかじめセキュリティポイントごとにエリア分けを施しておき、空港側がセキュリティポイント近くの端末の数から利用者数を割り出し、メディアアクセス制御(MAC)と共に検出することで、どれだけの利用客がセキュリティポイントを通過してエリアの出入りをしているのか見極め、それぞれのエリアの待ち時間を割り出すことができるのです。

自分の端末データを空港に取られるのは不安だという意見もありますが、空港側が重要視するのはあくまでもセキュリティポイントを通過するのにかかった所要時間のみ。空港側が収集した端末データを安全に管理することができるのであれば、セキュリティ上の問題も心配はありません。

また、何よりこのシステムの優れたところは、ただ単に現在の待ち時間を提供するだけでなく、より多くのデータを集めることで、今後のセキュリティチェックポイントの通過時間や混み具合を予想することが可能になるという点にあります。

計算上の試算では、約2ヶ月分のデータを収集することにより約99%の確率で今後の待ち時間を予測することが可能だとされており、より効率的な空港運用をするため、このシステムに寄せる期待は日に日に高まっています。

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