駐機場が「エプロン」と呼ばれている本当の理由

空港の駐機場のことを「エプロン」と言われていることを知っていますか。なぜ、エプロンと言うのでしょうか。いくつかの説がありますが、一番有力なのがその見た目。

空港の基本的の形は、細長い滑走路(腰ひも)の脇に四角い駐機場(前掛け)があるというものです。それを上から見ると料理用のエプロンに見えることから、そう呼ばれていると言うのが最も有力です。

しかし、それのように見えるのは小さな空港の場合のみ当てはまります。一日に何機も飛行機の離着陸のあるような大きな空港は、エプロンに見えづらいようです。それは、腰ひも(滑走路)とエプロン(駐機場)が誘導路で複雑に繋がっているため。誘導路で繋がることで、なかなかエプロンには見えずらくなっているのです。

エプロンの中には、空港でよく聞く「スポット」や「ゲート」と呼ばれる場所があります。スポットとゲートは同じ意味で使われています。スポットやゲートとは、エプロン(駐機場)内で航空機を個別に駐機する位置のことを指します。

では、なぜ二通りの呼び方があるのでしょうか。

それは乗客にはゲート、空港職員などにはスポットと使い分けているため。つまり、スポットとは空港で使う専門用語なのです。

また、エプロンは「ランプ」と呼ばれることがあります。しかし、ランプの本当の意味はエプロンとは多少異なる意味。どのように違うのか簡単に説明しましょう。

まずエプロンは、駐機場一つ一つのことを言います。

例:旅客用エプロン、整備用エプロン など

それに比べランプは、エプロン(駐機場)全体のことをまとめてランプと呼びます。似ているようですが、意味の違いは知っておくと良いでしょう。

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