ロシアで空港のセキュリティーチェックで上着を脱がずに済むシステムを開発中
飛行機に乗る時に何が面倒かというと、やはりセキュリティーチェックでしょう。
筆者は基本荷物は預けないで済むよう、最低限の荷物だけにするようにしているため、webチェックインや自動チェックイン機を使える場合、チェックインの前に並ぶ必要はありません。
それでも、セキュリティーチェックだけは、ある程度並ぶ必要があります。これまでの経験で並ばずに済んだのは、多分羽田空港朝7時発の便に乗るため、朝の6時前に受けた検査ぐらいだったと思います。
特に冬はコートを脱いだりしないといけないため面倒ですね。女性の場合ブーツも脱がされたりするため、さらに面倒。
筆者の場合、たいていノートパソコンも持っていくので、いちいち荷物の中から取り出さねばならないのも面倒。
アメリカでは、手荷物検査を迅速化するため、無線周波識別タグが埋め込まれたトレイに荷物を乗せ、並ばずに検査ができるシステムが実用化され、導入が広がっているとか。
ただ、それでもやはり上着やブーツを脱ぐ手間はかかってしまいます。
ロシアのモスクワ国立工科大学では、レーダーと三次元光学センサーを組み合わせ、歩いている人間をスキャンして服の下に隠されているものがあっても発見できる技術が開発されました。
レーダーというのは対象物に電波を当て、跳ね返ってくる電波の速度から、対象物までの距離や形状を計測するもの。
三次元光学センサーは、電波のかわりにレーザー光を当て、同様に距離や形状を計測するもの。
ちなみに、レーザーと言っても昔のスーパーロボットが出すようなビーム兵器ではないため、当てられても切れたり爆発したりはしないので安全です。
この検査システムを使えば、いちいち服を脱ぐ必要がなくなる模様。想像しただけで楽でいいなと思います。
2017年現在はまだ技術が開発されたという段階で、これから実用化を目指すということのようですが、こういう装置が導入されると非常にありがたいですね。
ところで、服の下の形状が計測できるってことは、女性のバストの形もわかるってことですかね?