羽田空港には3つの「顔」があるって、ホント?

「空港の役割」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。「飛行機が発着するための基地」だと思う方もいるでしょう。しかし、それ以外にも、いくつかの「大切な役割=顔」があるのです。

そこで、日本で最大の空港である羽田空港を例に、どんな人たちが訪れるかを調べました。その結果分かった空港の三つの「顔」について、これから説明します。

一つ目の「顔」は、「旅客機の発着する飛行場」としての役割です。羽田空港のロビーでパッと目につくのが、キャリーバックを颯爽と携えたビジネスマンや、大きな荷物を抱えた家族連れなどです。羽田は国内各都市や近隣の国への航空ネットワークの中心であり、したがって多くの旅客が訪れます。これらの人々が利用する旅客機の発着する「飛行場」としての重要な役割を担っているのです。

二つ目の「顔」は、「エアラインのベース(拠点)」としての役割です。エアライン各社は、日々安全に旅客機を運行するための整備施設や乗務

員の訓練施設などを空港内やその周辺に置いています。ここで整備作業はもちろんのこと、施設で乗務員のトレーニングなども行っています。エアライン各社だけでなく、新聞社が使う小型機や、海上保安庁の機体の格納庫なども空港周辺地域には数多くあります。

整備作業などをじかに見学できることはまれですが、東京モノレールに乗って羽田空港に向かう途中には「整備場」駅と「新整備場」駅があるので、その雰囲気を感じることができるでしょう。JALやANAは本社機能を羽田空港周辺には置いていませんが、海外のエアラインでは、本社機能そのものを拠点の空港に隣接した場所に置いている会社も決して珍しくはありません。

三つ目の「顔」は、「アミューズメントスポット」としての役割です。

最近、羽田空港では、旅行客にも乗務員にも見えない、身軽な格好の人たちが目立つようになりました。このような人たちは、空港そのものを楽しみにやってくる人たちでしょう。羽田のターミナルにはおしゃれなレストランや商業施設がそろうようになりましたし、展望デッキも多くの見物客で賑わっています。

JALやANAの整備工場見学や、空港見学ツアーなどは、飛行機が好きな人にとっては、たまらない「空港アトラクション」と言ってもいいでしょう。

空港のアミューズメントスポットとしての魅力は、別の記事で詳しく紹介していますので、そちらもご覧頂き、楽しんでいただきたいと思います。

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