ディスパッチ・ブリーフィングとは何なのですか?

フライト時刻の60分から90分前になると、宿泊用の衣類が入ったスティバックと、最新のマニュアル類がつまっているフライトバックを携えて、打ち合わせ場所に集合します。

普通の仕事の場合、同じ部署の人間が、同じ部屋で業務についていますが、パイロットの場合は、常に同じメンバーでフライトをする訳ではありません。今日は一緒のフライトでも、明日は違うフライトなんてことが通常。

そのため、フライト時刻に合わせて、前もって決められた場所に集合し、フライト準備に関する打ち合わせをすることになっています。ほんのわずかな遅刻でも、フライト時刻に影響がありますので、万全を期する必要があります。集合時刻の前にきて、パソコンで天候などのデータを確認しているパイロットも少なくありません。

打ち合わせ場所には、ディスパッチャーと呼ばれる運行管理者によって、フライトに必要不可欠な書類が大量に作成されています。運行管理者は、飛行計画を作成し、飛行機の安全と効率を管理する人間で、運行管理者になるには、国家資格が必要で、機長と運行管理者の2人の同意がなければ、フライトはできません。

航空界で、ディスパッチ・ブリーフィングと呼ばれる打ち合わせの内容は、各種の天候、運行情報と、飛行ルート、搭載する燃料の量、目的地に着陸できない場合の代替空港、飛行機の重さとバランスなど、フライトに関係する情報すべてについて打ち合わせをします。

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