ペイロードを最大にするために考えること

旅客や貨物を運ぶ対価としてお金を受け取ることで、航空会社の経営は成り立っています。そこで、運ぶための重さと運べる重さの区別が重要になってきます。フライトプランを考える時に一番重要な目標は、運べる重さ、ペイロードを最大にすることなのです。ペイロードは、別名、お金になる重さです。

運ぶための重さには、大きく分けて、飛行機自体、救命胴衣などの非常用装備、運行クルーとその荷物、食事や飲み物などの旅客サービス品があります。これらをすべて合計した重さを俗に運行空虚重量と呼びます。

最大ペイロードを算出する場合は、最大ゼロ燃料重量から、この運行空虚重量を引いて出します。最大ペイロードは、最大離陸重量のおよそ2割程度ですが、カタログ等に記載してあるペイロードは通常これを指します。

座席仕様、クルーの編成、旅客サービス用品などが、国際線と国内線は大きく異なっています。そのため、同じ機種でも、国際線専用機の方が、最大空虚重量が重くなっています。よって国際線専用機の方が、最大ゼロ燃料重量や最大着陸重量は重く設定されていることが多いようです。

また、貨物専用機の場合は、旅客を乗せないため、運行空虚重量が軽くなっており、旅客機と比較して、2倍のペイロードがあります。

搭載燃料とペイロードの合計が、最大離陸重量をオーバーした場合は、離陸できません。また目的地に着いた時の重さが、最大着陸重量をオーバーしている場合、やはり着陸できません。そして滑走路の状態や空港周辺の障害物の条件等により離着陸できる重さが変わる場合もあります。

以上のようなことを考慮し、離着陸できる重さが決定されるのです。

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