滑走路を閉鎖する様々な理由とは?

飛行機の運航上、安全に運航することが出来ないと判断されたとき、滑走路を閉鎖することで飛行機の運航を見合わせます。

この閉鎖する基準に「最低気象条件」というものがあります。これは航空法を基に、各空港がそれぞれで定めているもので、雲、視程、風、天気、気温などの気象条件や、航空気象特有の卓越視程や滑走路視距離、高度計規正値などの細かい条件が決められています。この基準を満たされていると「飛行機が安全に離着陸出来る」と判断され、下回ると滑走路が閉鎖されるわけです。

また視界が悪い、風の影響が強い、雲が低いなどの気象条件による閉鎖以外にも、車輪のパンクや、燃料もれ、エンジントラブルなど、飛行機自体のトラブルにより閉鎖を余儀なくされることがあります。他にも滑走路内で飛行機が自走できなくなった場合には、トーイングカーで牽引移動するまで閉鎖することもありますし、パンクによって破片が周囲に飛び散ったときには、破片を全て回収するまで閉鎖することもあります。

雪が降る地域にある空港では積雪による閉鎖も珍しくありません。滑走路に一定以上の雪が積もってしまった際には、スリップ事故を防ぐために除雪が必要になるからです。専用の除雪車を使用している間、滑走路を閉鎖し、除雪に専念することになります。

因みに羽田空港では「アルバイトとして雇われていた男性が滑走路に侵入した」ことで、3本の滑走路が2時間以上閉鎖されるという事件が起きたことがあります。このとき、100以上もの便に遅延を生じさせました。

このように、様々な理由で滑走路が閉鎖し、発着便に影響を及ぼすことがあるのです。

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