スカイマークの「グリーンシート」は安くて快適

経営危機で注目されているスカイマークですが、今年2014年の5月よりエアバス社のA330の便は全席「グリーンシート」を導入しています。

グリーンシート(実際には黄緑色)は鉄道の「グリーン席」のように「グリーン券」が必要というものではなく、エコノミークラスの通常料金であれ、格安航空券であれ追加料金なしで使えるシートです。

グリーンシートは「嫌な部分」を改善したシート。シートピッチ、つまり、自分の座席の背もたれと前の座席との背もたれの間隔は約96.5cm。これはJALが提供している「クラスJ」と同じ間隔ですが、「クラスJ」は追加料金を1,000円とられます。

ちなみに、LCC(格安航空会社)の飛行機のシートピッチは70cmほどが一般的なのでこれがどれだけ広く取られた間隔かわかると思います。

また、背もたれは直立ではなく3度傾いていて軽くリクライニングしたような状態。これにより背もたれ位置を直さなくてはいけない離着陸時にも楽に過ごせます。

飛行機に乗っていると、前や後ろの席の話声などが気になることもありますが、グリーンシートは座席間に隙間を作らず、ある程度音声が漏れてくるのを防いでくれています。

座席と座席の連結部分の肘かけは広めにとっているので、隣の席の人と肘かけを取り合うというようなこともなくなります。

また、注目なのは座席の下からレッグレスト、つまり足置きを出せること。これはこれまでのエコノミークラスにはなかったことです。

グリーンシートなら窮屈な思いをせずに快適な空の旅を楽しめそうです。

さて、これだけ快適なグリーンシート、お値段が気になるところですが、スカイマークはLCCまで格安とはいかないまでも「割安」が売りの航空会社。ANAやJALより安目の他の機種を使った便と同じ値段で乗ることができます。

とはいえ、グリーンシートを装備したA330は2014年末で6機のみ、2015年には10機までに増やされますが、この機を使った便のチケットはなかなか入手困難となるかもしれません。

また、機内食がないのは他の会社の国内線と同じとして、ドリンクサービスもなく飲み物が欲しかったら機内で買う必要があります。その他コスト削減のためにキャビン・アテンダントによる各種サービスも省かれていますので、そのへんは承知の上で乗るべきでしょう。

しかし、競争率は高いと言っても通常料金で他社が有料で提供しているのと同じ快適さを味わえるわけですから、多少のサービスが省かれていたとしてもシートの快適さだけで満足できるのではないでしょうか?

スカイマークもエアバス社との違約金問題で窮地に立たされ、今後が心配ではありますが、こうした取り組みを続けることで顧客からの支持を増やし、なんとかがんばってほしいと思います。また、つめこみ運行が前提のLCCは別として、ANAやJALなど他社も、エコノミーでも快適な座席を提供しようというスカイマークのこのような取り組みを見習ってほしいと思います。

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