空港は、空に近ければ近いほど、離陸しにくい!?

南米ボリビアの中心都市ラパスにあるエル・アルト空港は、世界的に見ても標高が高い空港で、標高約4000メートルあります。チベットのラサが標高約3600メートル、富士山でも標高約3800メートルですから、たいへんな標高です。

ラサや富士山に登ると空気が薄くて苦しく、時には高山病を起こすことが話題になりますが、空気が薄いために酸欠を起こし、高山病となるのは、だいたい標高2400メートル前後からといわれます。

4000メートルを超える空気の薄さでは、人間はなんだかぐったりして、動きにくくなるそうです。

そういう高さに空港があるのですから、人間と同じく、たくさんの空気を必要とする旅客機もたいへんです。旅客機のエンジンは、空気が薄すぎると性能を発揮できません。空気を吸い込んだときのパワーが出にくくなってしまうのです。

揚力も空気の流れによって発生するものですから、空気が薄いのに比例して、揚力は弱まってしまいます。空港の場所が高いと飛行機が飛び出しやすく思えますが、逆なのです。

極端に標高が高い空港では、より長い滑走距離が必要となります。燃料の搭載量を減らして、機体の総重量も軽くしておきます。旅客機も人間同様、空気が薄いと動きにくいので、なるべく荷物を軽くして、いつもより長い距離を助走して、離陸するというわけです。

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