カンタス航空が離着陸時でもリクライニングできるシートを導入予定
電車でも飛行機でもリクライニングなしで眠れるので、後ろの人に迷惑がかかるリクライニングということをしたことがないという方がいる一方、世の中には何が何でもリクライニングしないと嫌だという人もいるらしく、日本でもたまに飛行機の離着陸時にも座席を戻さないと駄々をこねて問題になったというようなニュースがあります。
しかも大抵はいい年した有名人。肩書や立場に人格が伴わない人は恥ずかしいですね。
日本では飛行機移動が主要交通手段だというビジネスマンは少ないと思いますが、オーストラリアのような広い国ではしょっちゅう飛行機で移動するというビジネスマンも少なくないようで、そうしたビジネスマンは飛行機に乗って座席に座った瞬間から、降りるギリギリまで寝ていたいという人もいるとか。
そんな要望に答えてオーストラリアのカンタス航空が新しく導入しようとしているのが、離着陸時にもリクライニングをしていてもいいというビジネスクラスのシート。
このシートは水平リクライニングができます。つまり、ビジネスクラスでありながらファーストクラスのようなベッドに近い形で寝られるということ。
しかも、ベッド付きのファーストクラスといっても離着陸時にはシートに座っていなければならないのに対し、この新しいシートは寝たままでいられます。
とはいえこれはまだ計画段階。オーストラリアの民間航空安全公団に申請し、許可が降りてからでないと実用化はできません。
仮に許可が降りた場合は、カンタス航空の拠点の一つメルボルン空港から、シンガポール、バンコク、香港、ホノルルそれぞれへの便にこのリクライニングシートが導入される予定。
それぞれ数時間のフライト時間を、完全に横になって睡眠できればかなりよい休息になるでしょうね。
しかしこれはあくまでビジネスクラスのこと。もし日本の航空会社が真似して導入してもあまり縁はなさそうです。それよりも、リクライニングしないシートでもしっかり寝られる技を身につけたほうがいいかもしれません。