旅客機の座席は狭いもの、とされてきましたが・・・

旅客機の座席のイメージは、これまでと大きく変わりつつあります。これまでエコノミークラスといえば窮屈で狭くて、とくに大柄な人には苦痛ですらあったようです。

ですが、これからは、乗客一人当たりのスペースは改善されるでしょう。

「空飛ぶホテル」の異名を持つ最新鋭大型機、オール二階建ての旅客機A380が就航したからです。

しかし、大型化しただけでは機体の重量が重くなりすぎて、飛ぶことができなくなってしまいます。A380は、軽量化についても画期的。胴体のフレーム間隔は300ミリ、これは従来機の半分。使用する縦通材(ストリンガー)も減らしました。

最も特徴的なのはオール二階建ての造りでしょう。二階建てなので、A380の総床面積は1階・2階の合計ということになりますが、その総床面積が、ボーイング747-400の1.5倍。

それに、標準座席数は747-400が全412席であるのに対して、A380は全555席あります。床面積は1.5倍なのに、座席数では1.35倍なのです。

つまり、その分だけA380は乗客一人当たりのスペースが広いということ。

シートそのものを広くすることも可能ですし、運航のエアライン各社のアイデアしだいで、これまでの旅客機とは全く異なったキャビン設計やシートの配置が可能になるのです。

完全個室のファーストクラス、カウンターバーのついて上級クラス用のラウンジ、機内でも仕事をこなせるビジネスセンターや図書館、カジノを作るといったプランもあります。

A380の就航を予定しているエアラインの中には、あえて、500席以下の仕様でオーダーしているところも少なくありません。

たとえば、2007年10月に、シンガポール航空は最初のA380の就航をシンガポール・シドニー間、座席数は471席で通航すると発表し、全世界の注目を集めました。

それに、ファーストクラスよりもさらに高級な、「スイートクラス」の設置も発表しました。そこはいったいどんなキャビンなのか、一生に一度はA380の「スイートクラス」で旅をしてみたいものです。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る