生後まもなくのお子さんの海外旅行について
【Q1】
海外旅行に行きたいのですが、生後2か月の息子がいます。旅客機に乗せて旅行して良いのは、生後どれくらいの年齢からでしょうか。
【A1】
日本国内の航空会社の規定では、「生後8日目以降の赤ちゃんは搭乗可能」と定められているそうです。赤ちゃんの健康面から考えた場合に限りますが、旅客機での旅行は、基本的に問題ないのだそうです。
それより、産科医によれば、赤ちゃんの問題というより、産後一週間くらいしか経ってないお母さんに、海外旅行を含めた長距離旅行はお勧めできないそうです。
もっとも、こういったことは個人差が大きいものです。
赤ちゃんの健康への影響についても、お母さんにかかる負担についても、病院で「旅客機で旅行する予定がある」と伝え、相談されてはいかがでしょうか。
【Q2】
実際の搭乗で、気をつけることはなんでしょうか?
【A2】
赤ちゃんが小さいということは、お母さんが出産というたいへんな経験をして、まだ間もないということです。フライト前には、まずお母さん自身が充分な休息を取るように心がけ、機内ではリラックスして過ごしてください。
お母さんが機内で緊張していると、それが赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんを不安にさせてしまいます。
旅行中もいつもどおり、母乳の出を良くするためにも、まずはお母さんが快適にすごすことを考えてください。
【Q3】
赤ちゃん連れで旅客機で旅行するとき、荷造りのコツはありますか?
【A3】
機内でリラックスして過ごすためにも、オムツや着替えなどを少しでも多く、用意されていくとよいでしょう。
オムツなどの消耗品が、あとどれくらい残っているかしらと心配しながらでは、とてもリラックスして過ごすことはできません。消耗品だけでなく、赤ちゃんの着替えについても同様です。赤ちゃんも機内の慣れない環境は敏感に感じとるようで、いつもよりオムツ替えの回数が増えることがあります。機内の温度変化にも備えて、多めに着替えを持参しましょう。
機内のトイレには、オムツ替え用の台が備え付けられています。航空会社によっては、事前に申し込んでおくと、ベビーベッドを用意してくれます。他にもさまざまなサービスがありますから、旅行の予定が決まったら、早めに航空会社に赤ちゃん向けのサービスを問い合わせておくとよいでしょう。