ナローボディー機とワイドボディー機の快適な座席は何処?

日本から海外に行くにはそれなりに時間がかかります。フライト時間1時間ほどで行けてしまう那覇-台北間は例外としても、首都圏の空港からであれば近い国でも3時間は飛行機の乗っていることになる上、行き先によっては半日以上乗ることもあります。

また、基本的にシートでじっとしていなければならないフライト中は退屈なものです。1時間2時間程度の時差ならどうということはないにしろ、昼夜が反転するようなところへ行くようなときは時差ボケなどで体調を崩す可能性もあります。

そんな様々な問題を解決する一番簡単な方法が「寝る」こと。ぐっすり眠れればあっという間に数時間経つ上、体力を回復・温存するためにも有効。ただし、ぐっすり眠るためにはそれなりにコツがあります。

飛行機にはキャビンの中央に通路が一本だけあって、左右にシートの列があるナローボディ機と、キャビンの中央と左右にシートの列があり、通路が二本あるワイドボディ機があります。どちらのタイプでも共通するのが、できるだけ前の方の席にするということです。というのは、ジェット機の場合翼にエンジンがついており、翼の横の席はもちろんのこと、それより後ろの席もエンジン音が大きく響きやすいからです。

ナローボディ機の場合はやはり窓側がお勧め。通路側は乗務員や乗客が通り過ぎたり、機内食や機内販売のワゴンが通り過ぎて気になることがあります。また、人の出入りも気にせずに寝ていられます。ただし、マイナスポイントとしては自分がトイレなどに立つときに気をつかうということと、通路側より気軽に立ち上がれないのでエコノミークラス症候群のリスクが高まるということ。

ワイドボディ機の場合は通路中央のシートの列の内側の席が、上記と同様の理由でいいでしょう。実は窓側は前の方の席でも機体の振動が伝わってくるので、ナローボディ機ではしかたないにしろ、ワイドボディ機の場合は窓側は避けたほうがいいのです。

大型機に乗るのであれば、各搭乗口後ろの席が一番楽だと思われますが、取られやすい席でもあるし、近・中距離航路ではほとんどが中型機で「前に座席がない座席」はおそらくビジネスシートだけになってしまいます。

自分の体調や体型なども考慮に入れて、自分なりの「寝やすい」席を探してみてください。

もう一つのコツとしては、ある程度遮音機能があるヘッドフォンを持参するということ。私は折りたたみできて携帯しやすく、かつそれなりに遮音性が高いヘッドフォンを持っていくようにしています。それでiPodで音楽を流していると、周りの音はあまり気にせずに済みます。機内では、耳栓を使うよりもむしろ効果的ではないかと思っているのでお勧めです。

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