こんなにすごい滑走路の驚くべき実力!

「ガルーダ・インドネシア航空は、2013年11月2日から就航を予定していたジャカルタ~ロンドン・ガトウィック線の就航を延期すると発表しました。」

みなさんの中には、こんなニュースを耳にした方がいらっしゃるかも知れません。

就航が延期されることになった原因は、スカルノハッタ国際空港の滑走路の強度が、ボーイング777-300ERの最大離陸重量に対応できないことが判明したからということでした。

滑走路の強度というのは、「ACN-PCN法」という方法で表されます。「ACN(値)」とは、飛行機が滑走路面におよぼす影響を数値化したもので、機種ごとに決まっています。

そして「PCN(値)」とは、滑走路面の強度を数値化したものです。

つまり、PCN値がACN値よりも大きくなければ、その機種の飛行機は、その空港(滑走路)には着陸できないことになります。

通常、自動車用道路の舗装は、アスファルトの厚みが数センチ程度しかありませんが、大型の旅客機が離着陸するような滑走路は、アスファルト部分だけでも2~3mの舗装がされているのです。

300~400t程にも達する機体が、離着陸を繰り返すのですから、滑走路面には想像を絶する負荷がかかることになるでしょう。

それにしても厚さ3mのアスファルトというのも、すごいですね。

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