誰でも使える「株主優待券」で、お得な旅をどうぞ・・・

夏休みや冬休み、ゴールデンウィークなどの混雑時は、航空券の予約が大変です。でも「株主優待券」を使えば半額で飛行機に乗れて、融通も利いて便利!

「自分は株主じゃないから関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、「株主優待券」は、株主でなくても使えます。

確かに「株主優待券」は、JALやANAなど航空会社の株主になるともらえるものですが、株主ではない人も、金券ショップやネットオークションで購入すれば、利用することが可能なのです。

使用期限の長さによって、値段はいろいろです。残り数日のチケットなら、3,000円以下もあります。東京から札幌や福岡に行きたいという時、3,000円なら超お得です。

他の場所でも、どこかに行くときは金券ショップをチェックしてみてください。

これが「早割28」のような割引チケットサービスだと、何か月も前から予約しないといけなかったり、キャンセル料が多めだったり。結局は普通料金で利用したり、チケットを流すことにもなりかねません。

「株主優待券」の便利な点や、利用の方法をご紹介します。

1.予約するときの「株主優待券」のメリット

株主優待券は、ANAやJALなど、航空会社の株主に向けて発行されるものです。このチケットを使えば、普通料金のほぼ半額で飛行機に乗れます。

日本国内ならほとんどの場合、この半額の対象の路線です。「限度距離内で遠くに行く人ほどお得!」ということになります。しかも、株主優待券は、普通予約の席が空いてさえいれば利用可能。早割チケットのように、早くから少ない座席の予約を争う必要がないのです。

嬉しいのが、比較的直前になっても予約が可能なこと。お盆時期でも買いやすいので、夏休みはとくに安心なのです。

2.「株主優待券」は予約変更に強い

大きな利点が、「半額だけど、普通料金での予約と同じ扱い」。かなりぎりぎりまで直前の変更が可能です。

お子さんの体調が急に変わったり、予定変更の多い仕事のビジネスマンの方も大丈夫。もしもの時の変更に、追加料金が発生しないので安心です。

これが早割チケットだと、フライトの変更には大きなキャンセル料が発生するので、普通予約とほぼ同じ料金を支払って、購入し直すことになります。

3.「株主優待券」を使って、チケット予約と購入をするには?

株主優待券の使い方はいくつかあります。手順の簡単なものから、順番にご紹介します。

一番簡単なのは「すべて空港のカウンターで手続きすること」です。

インターネットも携帯電話もいりません。

空港のカウンターに株主優待券を提示すれば、すべてカウンターの方が手続きしてくれます。

なにも考えなくていいので便利です。

ただしこれは、空港が自宅から近いとか、なにかのついでに空港に行く用事のある方には便利、ということになります。

そのためだけに空港まで行ってられない方には、次の手段です。

最寄りの旅行会社に株主優待券を持って行くと、手続きしてもらえます。後日発券されたら、受け取りに行きます。ただし、当然ながら、旅行会社に手数料を支払うことが必要です。

次に簡単なのは、ネットで普通予約をして、空港のカウンターで購入するとき、株主優待券を渡して手続きしてもらうこと。

その次に簡単なのは、ネットで「株主優待券利用購入予約」をして、空港の自動改札機で手続きして、株主優待券も機械に投入して、航空券を買う。実はこれがもっとも手順の多いやり方なのですが、多いといってもこの程度です。空港での待ち時間も最も少ない方法。

4.マイレージクラブの会員になると、オンライン予約で「株主優待券」が使えます

航空会社のマイレージクラブの会員(年会費無料)になると、オンラインで簡単に株主優待券を使った予約の申し込みができます。予約の選択肢に「株主優待券を使用する」があります。

普通予約と同じ扱いなので、かなり間際の日にちまで、予約変更やキャンセルができます。

ANAのVISAカード、JALのJCBカードなど、年会費ありのカードを作ると、マイレージポイントの率が普通のマイレージ会員の2倍になります。

光熱費やNHKの受信料など、普段の買い物も同じクレジットカードでまとめて行うと、飛行機に乗らない月でも、意外と多くマイルがたまります。

5.ネット予約で「株主優待券」を使うとき、空港で気をつけること

ANAのVISAカード、JALのJCBカードなどは、ネットでの航空券予約・購入が簡単になります。マイルは2倍のペースでたまるし、株主優待券を使っての予約も簡単です。

ただし、空港の自動改札機で手続きするときに、株主優待券を認識できる機械の台数が限られています。

自動改札機にはライトブルーとオレンジの機械がありますが、株主優待券に対応できるのはオレンジの方だけです。

ライトブルーの機械は多く設置されていますが、オレンジの機械はカウンターと同じ並びの場所にしかありません。ライトブルーの自動改札を通ろうとすると「カウンターでお手続きください」か何かの表示が出ます。

自動改札機で手続きした上に、カウンターに並んで地上勤務員さんに手続きしてもらうので、二度手間になります。空港の自動改札機を通るときは、必ずオレンジの機械(ANA)であること、あるいは「購入」と書かれている機械であることを確認してください。

関連記事

ページ上部へ戻る