コミューターの使いやすさの秘密は準備にあり

コミューター航空は10人~30人乗りの小型航空機を保有し、都市と離島、中規模都市間など、近距離路線を運航する航空会社のことです。国土の広大なアメリカでは、町から町へ移動するのに4~6人乗りの小型飛行機が使われることがよくありました。それらは「空のタクシー」と呼ばれ、アメリカ国内で大変便利なものでした。

日本では1980年代に、日本エアコミューターやジェイエアなどが次々に設立され、利用を拡大していきました。

コミューター航空のメリットは、小型機ならではの使いやすさです。航空機というものは出発準備に時間がかかります。ジャンボ機の場合、国内線で約1時間、国際線なら約2時間が必要です。

その点、小型機なら準備に30分程度しかかかりません。準備が短時間ですめば1日に運航する便数を増やすことができます。その分、航空会社にとっても利用者にとても使いやすくなるのです。小型機ならではの小回りの良さが、コミューターの魅力だと言えるでしょう。

しかし、小型機ならではの弱点もあります。飛行機は大型になるほど気候条件の影響を受けにくくなりますから、小型機を使う便は、悪天候により運休になりやすいと言えます。

また、小型とはいっても飛行機ですから、ほかの交通機関よりは運賃が高くなります。移動時間の短さでは負けませんが、価格面では、鉄道や船に太刀打ちできないのが現実なのです。

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