国際線の飛行時間は往路と復路でなぜ時間が違う?

飛行機に乗って海外へ行くと、同じ路線なのに行きと帰りで飛行時間に大きな差がある場合があり、場合によっては1時間以上違うなんてこともあります。

国内線で距離が短くても、特に冬に乗る場合には羽田-九州間などでは30分超違うこともあります。なぜほぼ同じ距離を飛行しているはずなのに、こんなにも時間の差が出るのでしょうか?

飛行時間に差が出るのは、偏西風の影響によるもの。

特に日本の上空は常に東から西へ強力な風が吹いているため、飛行機で日本から東へ向かう場合には偏西風に向かって進むことになり、時間がかかることになります。

国内線であれば羽田から九州などの路線、国際線では韓国や中国のほか、東南アジアやヨーロッパなどの行きの路線で時間がかかり、逆に太平洋上を飛行するアメリカやカナダへのルートは行きの方が早く着くことになります。

では、飛行機は巨大な乗り物でエンジンも付いているにもかかわらず、実際に風の影響など受けるものなのでしょうか?

実は偏西風というのは、いわゆる地上を吹いている風よりもはるかに強く、高度1万メートルでは最大で時速360キロになるというほどの力を持っています。

新幹線の速度よりも速いといえば、その強さがわかるでしょう。この強い偏西風により、飛行時間も1時間もの差が生まれてしまうとされています。

この偏西風の強さを利用し、第二次世界大戦中には風船爆弾が作られたそうです。

これは爆弾を搭載した風船をジェット気流に乗せてアメリカまで運び、本土を爆撃するという計画で、実際に死傷者も出すことになりました。

目には見えない風ですが、巨大なものを動かす威力を持っているので、何かの技術革新に利用できるといいですね。

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