NASAの火星探査車がSFビークルのようでかなりカッコいい

『テラフォーマーズ』は火星のテラフォーミング実験の過程により生まれた戦いの物語ですが、『ARIA』はすでに火星のテラフォーミングが完了し、人類が生活し始めてからすでに長い時間が経過した物語で、火星は水をたたえた惑星に改造され、名前も「アクア」となっています。

しかし、惑星表面に水が液体として存在するためには、太陽からの距離はもちろんのこと、惑星自体の大きさによる重力も重要。地球より小さい火星の場合、地球のように海を維持するだけの重力がないと知ったときはがっかりしたものでした。

とはいえ、現実にはいまだ人類未踏の地である火星にロマンを求める人は多いようで、「火星古代文明はあったんだよ!」などという話題を今でも目にします。

私はさすがに火星人や火星文明などあるまいとは思っていますが、しかしそれを本当に証明するには、やはり無人探索機ではなく人間が直接足を踏み入れて確かめるしかないでしょう。

『機動戦士ガンダム』に出てくる月面都市・フォン・ブラウン市は、ドイツ出身のロケット工学者であるヴェルナー・フォン・ブラウンさんにちなんでいますが、この方は有人火星探査を提言してます。

NASAにおいても有人火星探査計画は進められており、2017年6月5日には火星探査車のコンセプトモデル「マーズ・ローバー」が公開されました。

マーズ・ローバーは重量2,700kgの重量を持ち、3対のタイヤを持つバギーのような形状をしています。黒く塗られた車体はまるでバットモービル。SF映画に出てくるような外観がかっこ良すぎると話題です。

マーズ・ローバーはコンセプトモデルで、現実に人間を火星に送り込む計画がまだ実現できない以上、この車が実際に火星を走り回るわけではないのですが、実際行くことになったのを想定しておくというのは大切なこと。

こういうものはその時になってから泥縄的に作ればいいというものではありません。

ちなみに「マーズ・ローバー」というのは「火星探査車」というだけの名前で、NASAでは現在この車の名称を一般公募する予定もあるとか。

われはと思う人は、革新的なカッコいい名前を考えてみてはどうでしょうか?

関連記事

ページ上部へ戻る