サービスは、いわゆる空を行きかう『電車』です

LCCを利用したことがありますか?

利用された方は、搭乗したあとのサービスに、既存の航空会社との違いをすぐに気付いたと思います。

LCCの特徴の一つに、ノンフリルサービスがあります。ノンフリルとは、コスト削減のために、フリルもしくはフリンジと呼ばれる輸送以外のサービス=飾り気をなくすことです。(=ノーフリル)

具体的には、機内食やアルコールを含む飲料、毛布や枕、イヤホン、新聞雑誌類などは有料で提供し、それぞれ所定の料金を支払うことでサービスが受けられる仕組みです。従来の、空のラウンジ・機上のホテルというイメージを覆しましたが、安さで消費者に還元してくれる点で、LCCは大いに支持されています。

このような、既存の航空会社が行っている無料のサービスは廃止し、必要なものは有料で提供するというLCC独特のスタイルです。

LCCは、空飛ぶ電車、というビジネスモデルを掲げています。新幹線は勿論、電車や路線バスで食事を無料で提供するサービスはありません。このような無料のサービスを廃止することで、材料費を削減し、さらにその機内サービスにあたる客室乗務員たちの手間も不要になりました。

飛行機では食事やドリンクの無料サービスが当然として普及したためか、一般的にそれが当たり前のサービスとして捉えられています。実際には、10時間以上の長いフライトなら食事や飲み物が必要でしょう。しかし、2~3時間のフライトで食事は必要でしょうか。

東京から京都や大阪まで新幹線を利用する人は多いと思いますが、所要時間は2~3時間です。しかし、新幹線では無料の食事は提供されません。食事を持参している人もいれば、駅弁を買ったり、車内販売の食べ物や飲み物を購入している人もいます。

LCCがここまで著しい成長を遂げることが出来たのは、短い時間のフライトでそこまでのサービスは必要なく、電車のように、目的地まで行くことが大事、という人が多いからではないでしょうか。

勿論、短時間であっても既存のサービスを受けたい人はレガシー・キャリアを利用するでしょう。消費者にとっては、サービスと料金で選択肢が増えるのは喜ばしいことであり、各社が競い合って航空サービスの向上に努めてくれることが、利用者にとってもプラスになりますし、航空業界にとってもプラスになるのではないでしょうか。

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